| 2025年11月26日(水)鑑賞 イオンシネマ岡崎(スクリーン9 H-8) |
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2025年11月14日(金)公開[PG12] / 上映時間:118分 / 製作:2025年(日本)
/ 配給:東映=スターサンズ
【監督】 藤井道人
【キャスト】
三浦諒一:舘ひろし / 大森幸太(青年期):眞栄田郷敦 / 大森幸太(少年期):尾上眞秀
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浅川あや:黒島結菜 / 八代龍太郎:斎藤工 / 大塚夕斗:ピエール瀧 / 大黒浩:一ノ瀬ワタル
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大森美和子:MEGUMI / 赤堀雅秋 / 田辺智之:市村正親 / 河村時雄:宇崎竜童
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荒川定敏:笹野高史 / 石崎剛:椎名桔平
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【あらすじ】
漁師として細々と生活する元ヤクザの三浦(舘ひろし)は、白い杖をついて歩く少年の幸太(尾上眞秀)を見かける。両親をヤクザ絡みの交通事故で亡くした幸太は、彼を引き取った叔母・美和子(MEGUMI)やその交際相手からも虐待を受けていた。孤独な幸太にどこか自身の姿を重ねた三浦は、自身の船に幸太を誘う。どこにも居場所がなかった者同士、2人は年の差を超えた特別な友情を築いていく。幸太に視力回復の手術を受けさせるため、ヤクザから金を奪った三浦は、幸太に一通の手紙を残して自首する。12年後、突如として行方がわからなくなった三浦を捜していくうちに、幸太(眞栄田郷敦)はある秘密を知る・・・ |
【感想】
この映画は、予告を観て感動的な物語かなと思ったので観てきました。
不遇な環境で事故で視力を失った少年を助けて、その少年が立派な刑事になって出会うという感動的なストーリーを、豪華な俳優陣で重厚な感じ(あくまで感じ)に仕上げてある映画でしたので、見ごたえのある映画ではありましたが、三浦の行動に共感できないということで涙するような感動は感じませんでした。
元ヤクザの男が「強さと言うのは誰かのために生きること」と当時の組長に言われたことを守り、事故で視力を失った少年を助け、少年が立派になってその男を捜して再会するというベタな内容なのですが、どうも主人公・三浦の考え方や手段に共感できませんでした。三浦が少年の視力回復の手術のために、まっとうな手段で手術費を工面して助けるというのであれば感動の気持ちもわきますが、麻薬売人から売上金を奪うという短絡的な発想で犯罪を犯して金を得るという三浦の行動には感動など感じません。いくら人のためとはいえ、元ヤクザはヤクザのまま、そんな行動しかとれないのかと思ってしまいます。その犯罪が、後々の幸太を巻き込む騒動になるのですからなおさらです。
奪った金を幸太の叔母に渡してから三浦は自首をするので、その潔さとか責任を全うするという「カッコイイ」姿を描いているのかもしれませんが、それは自己満足で自分勝手な行動にしか見えません。
それと、幸太の手術費が500万円というのもどうかと思いました。事故で視力を失った治療の手術ならば保険治療だと思いますし、そうならば高額医療費制度も使えます。大金が必要でそのためにやむを得ず犯罪を犯したということにしたいのでしょうが、無理があるように思います。
「強さとは誰かのために生きること」ということはわからないではありません。しかし、そのために犯罪を犯しても良いわけではありません。そこがきちんと描かれていないと白けた感じになって感動には結びつかない、そんな映画でした。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |
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