2025年12月10日(水)開始 2025年12月11日(木)読了
作品情報
タイトル マイクロスパイ・アンサンブル
著者 伊坂幸太郎
シリーズ
初刊出版社 幻冬舎
レーベル
発売日 2022年4月27日
初刊発行日 2022年4月27日
書籍情報
出版社 幻冬舎
レーベル 幻冬舎文庫 い-57-2
判型/ページ数 文庫判/296ページ
発売日 2025年8月7日
初版発行日 2025年8月10日
版数 初版
発行日 2025年8月10日
定価(本体) 720円
購入日 2025年9月6日
【あらすじ】
付き合っていた彼女に振られた社会人一年生、どこにも居場所がないいじめられっ子、いつも謝ってばかりの頼りない上司・・・。でも、いま見えていることだけが世界のすべてじゃない。知らないうちに誰かを助けていたり、誰かに助けられたり。残業中のオフィスで、事故現場で、フェス会場で、奇跡は起きる。優しさと驚きに満ちた現代版おとぎ話・・・
【感想】
次の家族の病院付き添い時に待っている間に何を読もうかと部屋の書棚を見ていて手に取った作品です。買った時の印象がまったくなくて、なぜこの作品を買ったのか覚えていませんでした。

読んでみると、文章が簡単で短く(もともとは短編)、とても読みやすい作品でした。内容は元いじめられっ子のスパイの物語と、付き合っていた彼女に振られた社会人一年生の二つの話が並行して描かれ、それがマクロの世界とミクロの世界としてつながっているというファンタジーです。その結果、それぞれで不思議なことが起きていって、知らないうちに助け助けられてという面白さを感じます。文体とファンタジー的な内容から、星新一の作品を思い出してしまいました。

もともと短編であったというのは、この作品は、毎年猪苗代湖で開催されている「オハラ☆ブレイク」というフェスで配られたリーフレットに掲載という形からそうなっています。なので、舞台はいつも猪苗代湖畔であり一年ごとの時間の流れとなっています。

ちょっとわかり難い設定だったり、ストーリーのオチが明確ではなかったり、評価はわかれそうな作品のような気がしますが、私は楽しみながら一気に読んでしまうほど、不思議な世界に没頭してしまいました。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。