2025年12月12日(金)鑑賞 Netflix
2023年7月14日(金)公開 / 上映時間:104分 / 製作:2023年(日本) / 配給:パルコ
【監督】 千原徹也
【キャスト】
 常田菜摘:吉岡里帆 / 橋本佐保:モトーラ世理奈 / 桑島貴子:詩羽 / 高嶋愛:安達祐実 /
 高嶋美和:南琴奈 / 古川イズミ:後藤淳平 / 中谷清也:はっとり / 薫:コムアイ /
 安藤ほのか:新井郁 / 双子の赤ちゃんのママ:もも / マリ:藤原麻里菜 /
 卓球場の店員:ナツ・サマー / 荒川直子:MEGUMI / 片桐はいり /
 高嶋優:松本まりか
【あらすじ】
常田菜摘(吉岡里帆)は美大卒業後にデザイン会社に就職するもうまくいかず、現在はアイスクリーム店でアルバイト長をしている。デザイン業界へ戻るかどうか今後の身の振り方について思い悩む彼女は、常連客の作家・橋本佐保(モトーラ世理奈)に運命的なものを感じ、彼女の存在が頭から離れなくなる。菜摘のバイト仲間で後輩の桑島貴子(詩羽)は、そんな菜摘を複雑な思いで見つめていた。一方、アイスクリーム店の近所に暮らす高嶋優(松本まりか)の家に、疎遠になっていた姉・愛(安達祐実)の娘・美和(南琴奈)が急に訪ねてくる。数年前に出て行った父親・古川イズミ(後藤淳平)を探しに来たという美和との突然の共同生活に戸惑う優だったが・・・
【感想】
寝る前に短めで気楽に観ることのできる映画を探していて、主演が吉岡里帆ということと、タイトルがちょっと面白そうかもと思ったので観てみました。

最初は、アイスクリーム店の菜摘と客の佐保の出来事と、優と優のところに父親を捜しにきた姪の美和の出来事が並行して描かれていきます。それぞれの二人の関係がどうなっていくのかということと、ふたつの話がどこで結びつくのかということが興味となりますが、物語が独特の描かれ方で淡々と進むので、その興味だけで観続けるのは正直難しいところもありました。アパートのベランダの上に書かれた花のようなデザインが、それぞれを結びつけるヒントになっていて、実はこのふたつの話の時間軸が違っていたとわかるシーン(バスの中から菜摘が、アイスクリームを食べる優と美和を見るシーン)では、やられたという気持ちにさせられました。描かれていたアパートの部屋は実は同じ部屋であったというのが面白くて、なぜ菜摘のところに佐保宛の小包が届いたのかもそこで理解できました。

物語としてはちょっと支離滅裂的で発散しているような感じがして、あまり引き込まれるストーリーではありませんし、「100万年君を愛ス」という言葉も、アイスと愛スをかけているだけでそんな思いは感じられませんでした。アイスクリームフィーバーというほど、アイスクリームの存在感も感じません。しかし、この時間軸のズレがわかると、もう一度正しい時間軸で観なおしたくなる魅力はありました。観なおしたからといってこの作品の意味や面白さが増すというほどではありませんが、この時間軸のズレのおかげで観終わった時の気持ちがピリッとするような感じはありました。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。