2017年8月18日(金)に訪れた、京都府与謝郡伊根町・宇良神社(浦嶋神社)の写真です。
事前の調査で、伊根の舟屋の近くに浦嶋神社があることを知っていました。伊根の舟屋でたっぷりと時間を使ったので時間的に難しいと思っていたのですが、御朱印をいただける時間になんとか行けそうだったので、予定通りに向かうことにしました。こういうところが自分勝手に動けるひとり旅の良さでもあります。浦嶋神社は、宇良神社とも呼ばれ、浦嶋子を筒川大明神として祀る神社です。浦嶋子は、この地の領主日下部氏の先祖であると伝わっています。日本書紀によると、浦の嶋子が神女(おとひめ)常世の国へ行く物語が記されており、それが日本で一番古い浦嶋伝承だそうです。御伽草紙で初めて、乙姫、龍宮城、玉手箱とともに亀の恩返しの要素が加わり、主人公も領主の浦嶋子ではなく、民衆の身近な存在として漁師の青年として描かれました。そして、明治になって日本昔話に書き替えられた時に、浦嶋子が浦島太郎となり、話の内容も現在の物語となったそうです。そして平成の今、浦嶋太郎はau(英雄)三太郎のひとり、浦ちゃんとして声高らかに「海の声」を歌うのであります。