2010年6月26日(土)に訪れた、京都府京都市・蹴上インクラインの写真です。
次の目的地は蹴上インクラインです。移動は白川沿いを北に歩き、地下鉄で東山駅から蹴上駅へ移動です。インクラインとは、琵琶湖疎水を利用して琵琶湖と淀川間を船で結んでいた時に、船を乗り降りすることなく坂を昇降させるために作られたケーブルカーのようなものです。レール上の台車に船を乗せて巣力発電で得た電力でウィンチするしくみです。インクラインは春には両側に桜が咲いてとても綺麗な場所なのですが、この時期、しかも雨の中で歩くというのは私のような物好きだけのようです。足を置く枕木を選んで下を向いて黙々と歩いていると、クルマの走る音が突然消えて目の前に台車に乗った船が現れました。蹴上舟留です。その時代にタイムスリップするんじゃないかと思えるような、独特の雰囲気を味わうことができました。近くには蹴上義経地蔵(最後の写真)がありました。源義経が奥州に向かう時にここで平家の一団に泥水を蹴り上げられたためにその一団を切り殺したために、村人がそれを弔うために石仏を安置したものです。周りは疎水公園となっており、緑のこけの木々がとても幻想的でした。あとで調べてわかったことですがもう少し南に行くと日向大神宮があるようです。いつか機会があれば訪れたいと思います。
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