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2008年5月18日(日)に訪れた、京都府京都市・永観堂の写真です。
南禅寺を出て、「活動寫真の女」の三谷と早苗が歩いた鹿ヶ谷通を同じように北に歩きます。少し歩いて右手が永観堂です。
   永観堂という古刹を知っているだろうか。
   恵心僧都の「山越阿弥陀図」や等伯の「竹虎図」や、「みかえり阿弥陀」で有名な、東山の古い寺である。
   もみじの名所としてもつとに名高いこの寺を、僕と早苗は訪れた。 (「活動寫眞の女」より)

永観堂の境内にはいると、もみじの名所らしく緑の楓の葉がとても美しいです。その中に竹とんぼのようなピンクの種子がいくつもあってかわいいです。紅葉の時期もすばらしいと思いますが、この時期の楓も違う美しさがあると感じました。中にはいり、小説と同じように臥竜廊を登り開山堂に向かいます。
   僕と早苗は、僕らの青春を登りつめるように、堂の裏手にかかる臥竜廊を登った。
   そこは東山の断崖にへばりつくように造りつけられた、急な勾配の廊下だった。
   文字通り、竜の臥すがごとく曲がりくねった長廊を歩み、
   やがて僕と早苗は夕日を真向から浴びた開山堂に立った。 (「活動寫眞の女」より)

そこで見た景色は、三谷と早苗が見た景色と同じなんだろうか。何を思って眺めていたのだろうか。そんなことを思いながらし開山堂からみえる京都の街をぼんやりとしばし眺めていました。釈迦堂に戻ると、庭に面した廊下に座ってぼんやりと池や庭を眺めます。特に何かを考えているわけではないのですが、そういう落ち着いた時間は、いつもせかせかと過ごしている私にとってはとても贅沢な時間だと思いました。












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