| 2026年4月6日(日)鑑賞 Netflix |
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2025年10月24日(金)公開[PG12] / 上映時間:130分 / 製作:2025年(日本)
/ 配給:ショウゲート=THE SEVEN
【監督】 永田琴
【キャスト】
松本タクヤ:北村匠海 / 柿崎マモル:林裕太 / 希沙良:山下美月 /
江川春翔(谷口ゆうと):矢本悠馬 / 由衣夏:木南晴夏 / ジョージ(市岡譲治)田邊和也
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佐藤秀人:嶺豪一 / 海塚:加治将樹 / 前田トシオ(轟刑事):松浦祐也 /
梶谷剣士:綾野剛
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【あらすじ】
タクヤ(北村匠海)とマモル(林裕太)はSNSで女性を装い、身寄りのない男たちから言葉巧みに個人情報を引き出して戸籍売買を行っている。劣悪な環境で育ち、気づけば闇バイトを行う組織の手先となっていた彼らだったが、時には馬鹿騒ぎもする普通の若者だった。タクヤは自分が闇ビジネスの世界に入るきっかけとなった兄貴的存在の梶谷(綾野剛)の手を借り、マモルとともに裏社会から抜け出そうとするが・・・ |
【感想】
この映画も昨年公開時に気になっていた映画なのですが、私の好みの映画ではないので、他の映画を優先してしまって結局観なかった映画です。こういう映画は、気持ちが元気でない時に観ると気が滅入る感じがするのですが、今回は観る気持ちの方が勝りました。
北村匠海、綾野剛、林裕太はとても良かったと思いましたし、犯罪に手を染める男たちがそこから抜け出そうとする緊迫感やスリル感は迫力があって見入ってしまう面白さは感じました。さすがに素晴らしい俳優さんたちです。しかし、私にとっては反社会的な世界にいる人物に対しては共感を持てないことが多く、この映画でもタクヤやマモルの行動には共感を持つことはできませんでした。梶谷も同じような境遇ですが、梶谷は犯罪を行っているシーンがなかったことと、タクヤを助けるために組織の命令に背くという心情が善人に見えてしまいました。
そんな反社会的な境遇に陥っても生きることを諦めないという美しさはわからないではないのですが、それならば最初からそういうアンダーグラウンドの世界に落ちない形で生きろよと思ってしまいます。そうなった理由は貧しさにあるのはわかりますが、だからといって誰もが反社会的な世界に落ちてしまうものではありません。私は、そういうことを受け入れられないところがあるので、こういう映画は共感を得たり、前向きにとらえることができないのかなと思います。
気になった点としては、目をくり抜かれて医者にも行かずにあれだけの元気さを保てるのか、と思ってしまい現実感を感じませんでした。ラストはある刑事の潜入捜査の成果で組織が一網打尽で捕まるのですが、タクヤとマモルと梶谷は、捕まらずに終わります。ただ、タクヤと梶谷は逮捕前の束の間の団欒ということを示唆した終わり方ですが、マモルは大金を持ったままどうなるのか少しモヤモヤした感じでのラストです。それにしても、タクヤと梶谷の居場所を警察はどうして把握したのか不思議です。
そんな中で表情が緩む存在が、梶谷の恋人・由衣夏(木南晴夏)でした。実際に出てくるのはコンビニでのシーンだけなのですが、電話で梶谷と何度も話すので、存在感はかなりあります。明るくて聡明なのがとてもよく伝わってきます。この映画の中では、ただ一人好感を感じる人物でした。木南晴夏のキャラクターがよく生かされていると思いました。
反社会的な内容の映画は、毛嫌いするというほどではありませんが、その面白さを感じるにはそこ落ちた理由が腹に落ちないとなかなか入り込むことができないことを、この映画や「ナイトフラワー」を観てあらためて思いました。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |
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