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2012年1月12日(木)鑑賞 トヨタ自動車(株) |
2012年2月11日(土)公開 / 上映時間:136分 / 製作:2012年(日本) / 配給:東映
【監督】 瀧本智行
【キャスト】
山口駿一郎:渡辺謙 / 藤中仁志:江口洋介 / 井上真理:夏川結衣 / 鎌田悦也:小澤征悦
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松本夏子:中村ゆり / 森内安夫:吉岡秀隆 / 木下治夫:石橋蓮司 / 丸川靖信:藤竜也
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東出博:山崎努 / 嶋田久作 / 近藤芳正 / 蟹江一平 / 笠兼三 / 橋本一郎 /
宮下裕治 /
増田修一朗 / 永倉大輔 / 長嶋一茂 / モロ師岡 / ピエール瀧 |
勤務先で「はやぶさ 遥かなる帰還」の映画上映会がありました。勤務先の技術者を中心に組織された社内団体が企画したもので、来月11日の公開に先駆けての上映です。「絶対にあきらめない」という日本の技術者魂を、我々も技術者としてもう一度再認識し行動に移そうという主旨だと思いますが、公開前の映画を一企業の社内団体が実現させるというのは、すごいことではあります。渡辺謙が主役ということで、重厚な作りの映画だと予想していましたが、その予想を裏切らずとても面白くて良い映画だったと思います。はやぶさが地球に戻って来たときは、「よく戻って来た!」とはやぶさを擬人化した感情を持ってしまうほど入り込むことができました。帰還カプセルを切り離したあと、本体が大気圏突入で燃え尽きていく場面は、ジーンとして目頭が熱くなってしまいました。はやぶさの宇宙航海の映像も地球突入の映像も、非常にリアルに再現されていて、見ごたえがありました。技術者魂もうまく描かれていて、困難に立ち向かう技術者の挑戦や気概や葛藤や悔しさを共有することができましたし、プロジェクトリーダーに必要なものも感じ取ることができました。また、はやぶさ製作を支える、ものづくり技術を持った町工場の気概も織り込まれていて、日本が、もう一度ものづくりで世界をリードするためにはいろんな施策が必要だということを、あらためて強く考えさせられました。「日本の技術力、頑張らないと!」という気持ちになって、久しぶりに心奮い立つ感覚を持つことができました。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |