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実車データ トヨタ ヴィッツ U 5ドア ユーロスポーツエディション
年式:1999年    型式:SCP10
キット フジミ模型   インチアップディスク ID−78(03481)
製作期間 2000年6月14日(水)〜2000年8月18日(金)
製作時間 37時間
出展履歴 2000年 第9回オートモデラーの集い
2001年 第12回モデラーズクラブ合同作品展
コメント 初めてホームページで製作記を公開した作品です。製作記は「お気楽製作日記」を見てください。
ヴィッツはこれで3台目なので特にあらためてコメントはありませんが、あいかわらずカラフルな室内の塗装には手間をかけさせられます。私は筆塗りが苦手なのですべて吹き付けで塗装しますが、マスキングが大変です。
掲載の写真はツヤがよくわかるような撮影ができました。ボディカラーは実車のブラックマイカです。
3台グレードの違うヴィッツがそろうと、今度は2Doorが欲しくなってきました。
更新履歴 2003年4月30日 出展履歴更新。

<1>   キット紹介 <2>   キット紹介 <3>   キット紹介
まずは、キットの説明と紹介です。キットは、フジミ模型のインチアップディスクシリーズNo78、トヨタ ヴィッツ 5Door U ユーロスポーツエディション、スケール:1/24、価格:1800円です。 ボディとシャシーパーツです。ボディ成形色は黒。どうせ塗装するのですから白で成形してくれれば楽なのでしょうが、いろんな人に楽しんでもらうためには仕方ないのでしょうね。 インテリアパーツです。他のパーツとあわせても、パーツの数は多くありません。塗装もしないでそのまま組み立てれば30分で出来あがりますね。
<4>   キット紹介 <5>   キット紹介 <6>   キット紹介
ウインドウガラス、ヘッドランプパーツ等のクリアパーツです。特に手をいれなくてもきれいですね。 タイヤ、アルミホール、デカール、メッキパーツ類です。グリルとアルミホイールはシルバー、ミラーはメッキときちんと区別されています。 組み立て説明書です。今回は何度も作成しているヴィッツなので、ほとんど見ずにいくと思います、たぶん。でも、初めての場合はしっかり最初にすべてに目を通しておきましょう。さて、それでは製作にとりかかることにしましょう。作りなれているキットですし、パーツ点数もたいしたことのないキットではありますが、ホームページにあげながらの製作は初めてとなりますので、どたばたしながらの製作となりそうです。どうかのんびりとお付き合い下さい。
<7>   2000年6月14日(水) <8>   2000年6月14日(水) <9>   2000年6月15日(木)
さて、一番最初はボディからです。成形時の上型と下型の隙間によってできるパーティングラインを#1000の耐水ペーパーと平ヤスリで丁寧に消していきます。一番目立つのは前後バンパーなので、形を整えながら根気よく消します。後ろのバンパーの下の方には、シャシーを受けるための裏側のツメのせいで2ヶ所ヒケもできていますので、耐水ペーパーをまるめて平滑になるまで削ります。この程度ならパテより削る方がきれいです。Aピラーからルーフにかけてと、ウインドウの下あたりも凸凹型が結構ありますので、ペーパーで平滑にします。このキットはヘッドランプとテールランプのレンズが合いにくいので、同時にうまくはいるように干渉しているところは削っておきます。運転席側テールランプが結構干渉します。(写真は作業終了時) ここまでで使った道具はこれだけです。耐水ペーパーは、タミヤのフィニッシングペーパーを写真のように小さくカットしてフィルムケースに入れて使っています。#400、#600、#1000、#1200、#1500、#2000を常用していますが、今の段階は#1000と#400で十分です。なお、やはりよく消費するのは#1000と#2000でして、タミヤさんがセットではなくてこれだけは単品販売していただくとありがたいのですが。さて、このあとは、ボディの下塗りをおこない、キズやパーティングラインの消し忘れなどをチェック、修正していきます。

(ここまでの製作時間:2.0Hr
さーてと、サーフェサーを吹こうかなとおもって最終チェックをしていたら、なんと今回のヴィッツ、リアワイパーの取り付け穴がありません。となりの一番最初に出た「5DoorU」はしっかりあいています。静岡ホビーショー用に作った「5DoorB」もあいていました。
<10>   2000年6月15日(木) <11>   2000年6月15日(木) <12>   2000年6月15日(木)
手持ちのキットを調べて見ると、あいているのは初期に発売された「5DoorU」のみ。「ヤリス」も「ダウスヴィッツ」も今回の「ユーロヴィッツ」もあいていません。原因はあきらか。穴のあいていないキットはへそのようなあとがあるので、たぶん型のこの部分の突起(穴を成形するんだから型は突起ですよね)がなんらかの原因で折れたか無くなってしまったんですね。フジミさんヴィッツのキット高いんですよ。ダウスヴィッツなんか2300円ですよ。もう少し気を使いましょうよ。初心者の方々はとまどうと思いますよ。ということで、ここはピンバイスで1mmの穴をあけておきます。 予想外の作業だった穴あけも終わり(たいした作業ではありませんが)、サーフェサーの塗装にはいります。サーフェサーを塗る準備として、ボディに取っ手をつけます。サーフェサーは今後塗装する部分全部に塗る必要がありますので、取っ手はボンネットの部分に取り付けます。取っ手は普通の角棒、取り付けは強力両面テープです。こんなんじゃ乾燥する時、どう置くんだという方もいらっしゃるだろうと思いますが、あとでも述べますが乾燥の必要はないのです。 今回のボディ色はブラック(ユーロヴィッツのイメージカラー)の予定ですので、サーフェサーは通常のグレイのもので十分です。商品名は、写真では見難いですが、グンゼの「Mr.SURFACER1000」です。Mrカラーシンナーで薄めて使います。これもわかり難いと思いますが、写真の調色皿くらいの量で十分です。これでタミヤスプレーワークの付属ハンドピースのカップ8分目くらいです。今回はボディが小さいこともありこれで少し余りました。
<13>   2000年6月15日(木) <14>   2000年6月15日(木) <15>   2000年6月20日(火)
サーフェサー塗装後です。左の写真は、塗装直後の状態です。つまり、直後でもこうして手で持ってなんら問題ありません。今後の本塗装もそうですが、私の場合、タミヤスプレーワークのハンドピースの細いノズルを使っており、吹きつけて塗料が対象物につく前にシンナー分は気化するような塗り方を心がけています。これだと絶対塗料が垂れることもありませんし、塗装膜の厚さも最低限ですみます。(クリア塗装だけは少しシンナー分ものせて艶をだしますが、基本的には艶は研ぎ出しで出しますので、考え方は同様です。) 右の写真は、サーフェサー塗装後すぐに修正をかけているところです。段差があったり、面が波打っているところは耐水ペーパーの#1000で滑らかにします。滑らかにしたらまたサーフェサーを吹いてチェックし、だめならまたペーパーをかけます。これを全体において納得するまで繰り返します。この間、ハンドピースにはサーフェサーをいれたままなので、効率的です。 以上で下塗りは完成しました。なお、今まで触れませんでしたが、ボディと同色のパーツはここまでは作業をボディと同じに進めます。今回はドアミラーだけですが、スポイラーなどもそうです。次はボディの内側の塗装と、台座への取り付け用ネジのナットのシャシーへの取り付けにはいります。

(ここまでの製作時間:2.0Hr+1.5Hr=3.5Hr)
私の作品の仕様は、WAVEのT-Case・Mへの取り付けとなっていますので、そのための取り付けナットをシャシーに取り付けます。取り付けネジは3mm径を使っていますので、それにあうナットをエポキシパテで包み込んで固定します。出来あがりが左の写真です。なお、取り付けボルトのシャシーと台座の間には、ネジの締め付けによっておこるシャシーのたわみを防ぐために適切な長さのパイプをはめますが、そのためにこのナット取り付け部分はパイプの接する外側は平坦な部分でなくてはいけません。ヴィッツの場合、後ろ側はいいのですが、前側は内装や足回り部品のじゃまにならない良い場所がありませんので、一部モールドを平坦に削ってあります。
<16>   2000年6月20日(火) <17>   2000年6月21日(水) <18>   2000年6月21日(水)
並行して、細かいパーツ類をランナーからはずしてパーティングライン消し、整形をおこなっていきます。同時に、塗装の順番や漏れのないように、私の場合は塗る色によってわけていきます。(この細かいパーツのパーティングライン消しや整形が一番地味で忍耐のいる作業です。私の場合・・・)

(ここまでの製作時間:3.5Hr+1.0Hr=4.5Hr)
各パーツのパーティングライン消しと整形が終わると塗装を行います。今回の順番は、シャシーにつや消し黒(Mrカラー#33)、ダッシュボード、ステアリング、コンソールボックス、ドア内張り下部のライトグレイ(Mrカラー#97)、足回り部品、ワイパー、ナンバーフレーム等のセミグロスブラック(Mrカラー#92)、マフラー、排気管、アルミホイール、ディスクブレーキのシルバー(Mrカラー#8)でおこないました。すべて吹き付け塗装です。写真は、セミグロスブラックの塗装風景です。小物が多いのでクリップを多用して保持しています。 左の写真は、Mrカラー#97をボディの内側に内装色として吹き付けました。このあと、内側は最後までマスキングをしたままとなります。下の写真は、シルバーの塗装風景です。アルミホイールは、そのままではメッキの輝きが強いので軽くシルバーで輝きを抑えます。
<19>   2000年6月21日(水) <20>   2000年7月16日(日) <21>   2000年7月16日(日)
以上で、各パーツ類の塗装がここまで進みました。内装はヴィッツの場合、複数の色が使われていますので、これからマスキングを繰り返して塗装を進めていきます。

(ここまでの製作時間:4.5Hr+5.0Hr=9.5Hr)
わらちゃん(つまり私)が急病で入院するというハプニングがあり、しばらく模型製作どころではない日々が続きましたが、ようやく意欲も戻り制作を再開します。ボディの塗装からスタートしたいと思いますが、ボディは室内色の塗装まで終わっていましたので、まず、その室内をマスキングします。写真のように、まず室内に幅の広いマスキングテープを貼ります。後で見える部分だけで十分です。 しっかり貼り終えたら、余分な部分をカットします。以前はカットするのに外側から窓の部分をふちにそって切りとって抜いたのですが、そうするとボディの塗装をおこなった後マスキングテープをはがすと窓枠のふちに塗料のバリができてしまい調子が悪いので、今はカットは室内側より窓枠のふちから0.5mmくらいのところをデザインナイフで慎重にカットしています。結果は写真の通りです。言うまでもないと思いますが、この作業は必ず新しい刃先で行います。このマスキングテープは最後に窓枠を塗装するまで貼ったままとなります。その間には、塗装の研ぎ出しも行いますのでボデーを洗ったりという工程も含まれますが、それでも貼ったままです。(皆さんは室内色はどういうタイミングでどう塗装されるんでしょうね)
<22>   2000年7月16日(日) <23>   2000年7月16日(日) <24>   2000年7月16日(日)
いよいよボディの本塗装を行います。今回のボディ色は、ユーロスポーツのイメージカラーのブラックマイカとします。ブラックマイカはトヨタのカラーコード#209という色です。写真左のようにタッチアップペイントです。これを写真右のMrカラーエアーブラシ用シンナーで薄めて吹き付けます。 作業途中の写真はひとりで作業を行っている都合上ご紹介できませんが、塗装後のボディをご覧下さい。特記する事としては、本塗装も塗装後すぐに乾燥するので手で触ってもべたつかない。ツヤは光の反射でもわかるように鈍くて、どちらかというとツヤは無い状態。吹き付け塗装で塗ったにもかかわらず、内側への塗料の回り込みが少ない。つまり、吹き付ける塗料は回り込まないほど少ない。(サーフェサーの色が結構残っているのがわかっていただけると思います。)これは、一番細いノズルを使って吹き付けている結果で、このくらいの塗装でなければ、出来あがった時にぼってりしてしまってシャープさがでません。この後しばらく乾燥させデカールを貼り、24時間以上放置したうえで上塗りクリア塗装を行います。 ボディの完全乾燥を待つ間、シャシーを組み立てます。パーツ類はすでに塗装してありますが、シャシーにモールドされている排気管や、ミッションケースなどを筆塗りで塗装します。あまり、裏にはこだわりませんが、排気管にはシルバー塗装のあとクリアオレンジを塗って、焼けた感じをだしてアクセントとしています。

(ここまでの製作時間:9.5Hr+2.0Hr=11.5Hr)
<25>   2000年7月24日(月) <26>   2000年7月24日(月) <27>   2000年7月31日(月)
中塗りをして、1週間が経ちましたので乾燥は十分ということで、室内を塗装する前にクリア塗装を行います。なお、デカールは2日前に空いている時間を利用してすでに貼ってあります。ヴィッツの場合は、フロントグリル上のオーナメントと、後ろのVitzのエンブレムの2ヶ所です。クリアはMrカラーの#155、シンナーはエアーブラシ用レベリングシンナーです。3〜5倍程度に薄め(吹き付けて蜘蛛の巣のようにならない)、写真のくらいの量を作ります。ヴィッツクラスなら1台分このくらいの量で十分でしょう。クラウンクラスでもこのカップ一杯は使いません。用意ができたら、ボディのほこりをしっかりエアーで吹き飛ばした後、吹き付けを行います。 クリア塗装後のボディです。塗装後5分くらいの写真ですが、もう軽くなら指でさわっても大丈夫な状態です。ルーフの蛍光灯の映りこみを見ていただければわかると思いますが、それほどツヤはでていません。しかし、クリアをのせるとブラックマイカの輝きがしっかりと感じられるようになり、これからの研ぎ出しが楽しみになってきます。たぶん、すばらしい輝きの塗装になること間違い無しです。(メタリックやマイカに良く出る、輝き片の片寄りもなく、ほこりものらず、まぁまぁ満足できる状況です。) 次回は、クリア塗装の乾燥を待つ間に室内の塗装を進めます。

(ここまでの製作時間11.5Hr+1.0Hr=12.5Hr)
さて、すでにボディの塗装も充分乾燥していますが、予定通り先に内装の塗装を行います。
<写真・左>
Mrカラー#97で塗装してあったインパネ下部、コンソールボックス、フロントドアトリム下部をマスキングします。
マスキング後、Mr-カラーの#35でシートとドアトリムのモケット部分を塗装します。シートは忘れずにフロントシートも塗装を行います。
<写真・右>
Mrカラー#35を塗装した後、シートとドアトリムのモケット部分をマスキングします。マスキング後、インパネと、内装全体をMrカラー#91で塗装します。
<28>   2000年7月31日(月) <29>   2000年7月31日(月) <30>   2000年8月1日(火)
<写真・左>
インパネと、内装全体をMrカラー#91で塗装したところです。
<写真・右>
ここでシートとドアトリムモケット部分のマスキングをはずし、シート部分にMrカラー#91をかるく吹き付けます。これにより、単色ではリアル感の乏しかったシートが多少布地っぽく表現できます。ここでも忘れずにフロントシートも同様にMrカラー#91をかるく吹き付けておきます。
<写真・左>
シートとドアトリムのモケット部分にMrカラー#91を吹き付けた状態です。上の右の写真と比べていただくと違い、雰囲気がわかると思いますが、質感まではちょっとわかりにくいかも知れません。
<写真・右>
マスキング部分をすべてとった状態です。微妙な色合いの変化まではよくわかっていただけないかも知れませんが、これで内装のおおまかな塗装は完了です。あとは筆塗りで細部の塗装を行います。

(ここまでの製作時間12.5Hr+2.5Hr=15.0Hr)
昨日塗装した内装部品の細部を筆で塗装します。
インパネは、実車のカタログや雑誌の写真を参考に、色をいれていきます。エアコンのスイッチ類、カーステレオのスイッチ類、ウインカーおよびワイパーレバーなどはセミグロスブラックを、エアコンスイッチの回りはレッドとブルー、カーステレオの液晶パネルはグリーン、ポケット部分はフラットブラックといったところです。塗料は、Mrカラーとタミヤエナメル塗料を使い分けています。この時にメーターパネルのデカールも貼っておきます。今回はユーロスポーツですので、デジタルメータ仕様としました。最後にステアリングを取り付けます。
<31>   2000年8月1日(火) <32>   2000年8月2日(水) <33>   2000年8月2日(水)
ドアトリムは、パワーウインドウスイッチ部分とシフトレバーパネルをセミグロスブラックで塗装し、シート、シフトレバー、パーキングブレーキレバーを取り付けます。最後に、出来あがったインパネを取り付けます。インパネは、所定位置に置いた後に、両サイドの取り付けガイド部分に流し込みタイプのセメントを流し込めばうまく固定出来ます。これで室内の塗装は完了です。いよいよ次はボディの研ぎ出しにはいります。手間はかかりますが、ボディが実車の雰囲気に近づいていく楽しい作業となります。

(ここまでの製作時間15.0Hr+2.0Hr=17.0Hr)
ボディの塗装の平滑さを出すために、#2000の耐水ペーパーでボディ全体に対してくまなく研ぎ出しを行います。写真のように、白い粉が出てくるようであれば、クリア塗装は完全に硬化しており大丈夫です。この白い粉が出てくる範囲内で平滑さを出していきます。削りすぎないように、私の場合は水はつけずに、ドライのままでペーパーをかけます。水をつけると削り具合や凹凸がわかり難くなります。凹凸があると、磨いたところとへこんでパーパーが充分かからなかった部分とがまだらになるので、それがなくなるようにペーパーをかけます。なお、ペーパーは小さく切り、目がつまったらすぐに新しいのを使うようにします。 この写真は、白く出たクリア塗装の粉をふきとったところです。ペーパーをかけたところはこんな感じになります。まだ向かって左のライト付近や、フロントグリルの向かって左側など、きれいにペーパーがかかっていないところがあります。そういうところをペーパーのかどやふちを使って平滑にしていきます。何度もチェックをしながら根気良く、かつ慎重に研ぎ出しを続けます。この作業をしっかりおこなわないと、コンパウンドをかけたときに凹凸が目立つことになります。なお、細かいキズはコンパウンドで必ずきれいに消えますので、気にしないで研ぎ出しを行います。

(ここまでの製作時間17.0Hr+1.0Hr=18.0Hr)
<34>   2000年8月3日(木) <35>   2000年8月3日(木) <36>   2000年8月5日(土)
耐水ペーパー#2000での研ぎ出しを、ボディ全体くまなく行います。写真は、ボディ全体の研ぎ出しを終了したところです。このあと、ひきつづいて、コンパウンドで磨きます。仕事場のページでも述べたとおり、コンパウンドは、タミヤのラビングコンパウンドを使い、ティッシュペーパーにつけて磨き上げます。もったいないのですが、ティッシュペーパーは惜しみなく新しいのを使い、細部までコンパウンドで磨き上げます。もちろん一度ではキズや曇りが残りますが、3度、4度かけるとキズまったく目立たなくなり曇りもとれてツヤが出てきます。 適量のクリアをきちんと吹き付けてあれば、特によほどのことをしない限り、中塗りの塗装まで磨き上げることになってしまうことはないでしょう。あえて気にすることといえば、ティッシュペーパーや布を広く使うのではなく、人差し指くらいの範囲で磨き上げることでしょうか。広い範囲にコンパウンドをつけて磨き上げると、思いもよらぬところを磨いてしまい、中塗り塗装が出てきたなんてことがないとも限りません。左の写真は、まだ完全ではありませんがコンパウンドで磨き上げたものです。ルーフやドアパネル、フロントバンパーの映りこみを見ていただくと、けっこうツヤが出ているのがわかっていただけると思います。上の写真と見比べて下さい。

(ここまでの製作時間18.0Hr+3.0Hr=21.0Hr)
上の写真のあと、さらにボディの平滑度をチェックし、部分的にペーパーがけ、コンパウンドがけを繰り返します。これでOKとなったら、ボディ全体を洗浄し、コンパウンドの粉をしっかり落とします。スジ彫りにはいったコンパウンドの粉は筆や爪楊枝などできれいにとります。チェックしながらの作業かつ繰り返し作業なので、この作業はいつも時間がかかり、今回は3時間かかりました。洗浄後、乾燥したら細部の塗装にはいります。まず、ウインドウモールなどのセミグロスブラックを塗る部分を残し、全体をマスキングします。(全体をマスキングした後、塗装部分をデザインナイフを使って切り抜きます)なお、あとあとのトラブルを避けるために、マスキング時にデカールを貼りつけた部分は、クリア塗装でおさえてあるとはいえ、念のために紙をはさんでマスキングします。
<37>   2000年8月5日(土) <38>   2000年8月5日(土) <39>   2000年8月7日(月)
マスキングしたら、エアブラシでセミグロスブラック(Mrカラー#92)を吹き付けます。この時、内側の塗装をしたあと内側に貼りつけたままになっている内側のマスキングテープは、ウインドウのふちから0.5mmくらい控えて貼りつけてありますので、その空いている部分をブラック塗装するために、内側からもしっかり吹き付けておきます。塗装が完了したら、内側に貼ってあったものも含めてすべてのマスキングテープをはがします。マスキングして塗装したあと、マスキングテープをはがすという作業は、いつやってもわくわくする瞬間です。 マスキングテープをすべてはがしてライト部分にクロームシルバー(タミヤカラーX-11)を筆塗りしたところまでの写真が左の写真です。

(ここまでの製作時間21.0Hr+4.5Hr=25.5Hr)
テールライトの塗装をおこないます。ヴィッツの場合、ウインカーランプはレンズは透明でランプがオレンジなので、塗装はクリアレッドのみとします。ウインカーとバックランプの部分がマスキング部分となります。なお、説明書や模型の本などには、レンズ類の塗装は内側にという指示がよくありますが、私はレンズ類の塗装はすべて表側に行います。理由は、私はレンズの塗装も吹き付けのため、マスキングがレンズの内側のカットによりうまくできない(色がにじむ)からです。それと吹き付けの場合は表側の方がきれいに仕上がります。写真ではうまく表現できていませんが、右側が塗装後です。(実際はこんなけばい赤ではありません)
<40>   2000年8月7日(月) <41>   2000年8月7日(月) <42>   2000年8月9日(水)
次にナンバープレートとフロントグリルを仕上げておきます。ナンバープレートはすでにデカールを貼っておいたので、クリア塗装をおこないます。私の場合、ナンバープレートもツヤを出して輝かせます。ただ、デカールの上へのクリア塗装ですので、デカールの質をよく見極めながら吹き付けます。今回少し縮みがでましたが、あとでペーパーをかけてコンパウンドをかければ問題なさそうです。フロントグリルは、今回は0.5mmのドリルで穴をあけ、メタルックを貼ってと思っていたのですが、ちょっと雰囲気がよくありませんでしたので、シルバー塗装をして、穴の部分にブラックをさすというオーソドックスな方法とすることにします。 ヘッドライトとテールライトを取り付けた状態のボディです。

(ここまでの製作時間25.5Hr+3.0Hr=28.5Hr)
ボディと同様に、クリア塗装したナンバープレートに#2000のペーパーをかけて、コンパウンドで磨きます。ツヤがでたらボディに取り付けます。
フロントグリルは、先日あけた0.5mmの穴をもう少し太いドリルで少しテーパーをかけます。その後#1000くらいのペーパーでドリルの刃でけばだった部分を整えます。きれいに整えたら、Mrカラー#8のシルバーを吹き付けます。

(ここまでの製作時間28.5Hr+1.0Hr=29.5Hr)
   
2000年8月10日(木)
フロントグリルは、さらにクリアを吹き付けます。

(ここまでの製作時間29.5Hr+0.5Hr=30.0Hr)
<43>   2000年8月13日(日) <44>   2000年8月13日(日) <45>   2000年8月13日(日)
ウインドウガラスの塗装を行います。今の車はすべてウインドウに黒い枠がプリントされていますのでそれを表現します。マスキングの型紙を作成し(今回はヴィッツは3台目なので、すでに作成済み)、それからマスキングテープを切りだし、ウインドウに貼りつけます。塗料がついてはいけない部分はすべてマスキングします。これからは、このように手間がかかる作業ばかりです。 マスキングが終われば、Mrカラー#92のセミグロスブラックを裏から吹き付けます。マスキングテープをはがした状態が左の写真です。なお、本ヴィッツキットの場合、フロントガラス上部中央にインナーミラー取り付けの突起がありますので、外側からそれを隠すように他のブラック塗装と同様にブラックを吹き付けておきます。 ウインカーランプは裏にメタルックを貼りつけ、中央にタミヤエナメルのクリアオレンジを筆でいれておきます。クリアレンズ関係は、裏にメタルックを貼ってそれに接着剤をつけて貼れば、きれいに仕上がりますので、試してください。後部のトヨタマークもメタルックを貼り、トヨタマークにあわせてデザインナイフで切り出します。このほかにもインナーミラーの鏡の部分にメタルックを貼っておきます。ここまでに仕上がったパーツ(フロントグリル、ウインドウガラス、ウインカーランプ等)をボディに取り付けます。他には、アンテナが金属製なので、塗料がうまくくいつくように、Mrメタルプライマーアンテナに吹き付けておきます。

(ここまでの製作時間30.0Hr+4.0Hr=34.0Hr)
<46>   2000年8月14日(月) <47>   2000年8月18日(金) <48>   2000年8月18日(金)
最後のパーツです。ボディ色一色に塗装してあったドアミラーを、ボディ色ではない部分を残しマスキングします。ボディ色ではない部分とは、ドアミラー取り付け部分になります。Mrメタルプライマーを塗ったアンテナとともに、Mrカラー#92セミグロスブラックを吹き付けます。ドアミラーに鏡パーツを取り付けたあと、これらをボディに取り付けるとパーツの取り付けは完了です。あとは、細部の塗装仕上げ(キー穴等細部の色さし)と展示台の製作となります。いよいよ2ヶ月にわたった製作もフィナーレです。フィナーレは2日後に・・・。

(ここまでの製作時間34.0Hr+1.0Hr=35.0Hr)
2日後のフィナーレを楽しみにしていただいていた方、ごめんなさい。m(__)m お盆休みの予定からフィナーレは16日と見込んでいたのですが、ちょいと予定が狂ってしまい、2日遅れとなりました。さてクルマとしての最後の作業として、ボディのキー穴へのシルバー、ウインドウォッシャーノズル、排気管の穴のセミグロスブラックをいれます。これでクルマ側の作業は完了です。次に展示台の作成にはいります。写真が私がいつも使っているWAVEのT-case(M)です。 展示台にはタミヤの情景シートを貼るのも私の作品の標準仕様となります。今回は、他のヴィッツと同じ石畳Aという情景シートを使います。情景シートはT-caseの台の大きさにカットし、両面テープとボンドGクリアーで貼りつけます。ちなみに、情景シートのカットサイズは。227×118mmです。
<49>   2000年8月18日(金) <50>   2000年8月18日(金) <51>   2000年8月18日(金)
情景シートを貼ったらボディの取り付けネジの位置にあわせて台に3mmの穴をあけます。また、ボルトの展示台とシャシーの間にいれる透明パイプを適当な長さに切り出します。左の写真がシャシーを展示台に取り付ける前の状態、下の写真が、取り付け後のボルトの状態です。
いよいよ最後のパーツ。0.3mmのアルミ版から切り出したネームプレートを#2000の耐水ペーパーをかけてヘアライン状態にし、それを展示台の右前にボンドGクリアーで貼りつけます。アルミ版のパーパーでの研磨はけっこうアルミ粉がでますので、要注意。磨き終わったら洗剤でしっかり洗浄します。アルミ版を貼り付けたら、そこに車名と作者、製作月をプリントしたテープを貼りつけて展示台は完成です。テープは現在のところ、TEPRA PRO SR717を使っていますが、そのうちにもっと見栄えのする方法を考えたいと思っています。かっこうのよいネームプレートを作ってみえる方、手法をおしえていただければ嬉しいのですが・・・。 ボディの内側にタミヤモデリングワックスをかけて、展示台に固定したシャシーにかぶせて取り付けます。内側にワックスをかけるのはウインドウ内側に静電気でほこりがつくのを防ぐためです。最後に外観にワックスをかけ、ケースに車名、作者、完成日、製作時間などを記述したテープを貼りつけて完成です。たかが、ヴィッツ。しかもまったくの素組みですが、時間で37時間、期間で約2ヶ月充分楽しむことができました。なんと安上がりな趣味なのでしょう。できあがった作品を見ながらニヤニヤしながら見て自己満足に浸り、コレクションがまたひとつ増える喜びをかみしめる、うーーん、わかっていただけますでしょうかねぇー。この至福のひとときが過ごしたくてまた次の作品にとりかかるのです。

(完成までの製作時間35.0Hr+2.0Hr=37.0Hr)


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