| 2026年6月25日(月)鑑賞 イオンシネマ岡崎(スクリーン7 G-8/9/10) |
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2026年6月19日(金)公開 / 上映時間:147分 / 製作:2026年(日本) / 配給:松竹
【監督】 黒沢清
【キャスト】
荒木村重:本木雅弘 / 黒田官兵衛:菅田将暉 / 千代保:吉高由里子 / 荒木久左衛門:青木崇高
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乾助三郎:宮舘涼太 / 雑賀下針:柄本佑 / 秋岡四郎介:ユースケ・サンタマリア
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瓦林能登入道:吉原光夫 / 北河原与作:坂東龍汰 / 中西新八郎:近藤芳正
/ 池田和泉:矢柴俊博 /
野村丹後:木原勝利 / 伊丹一郎左衛門:河内大和 / 森可兵衛:吉岡睦雄 /
寺男:上川周作 /
堀弥太郎:三浦健人 / 阿部自念:槙木悠人 / 栗山善助:前田旺志郎 / 織田信長:坂東新悟
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無辺:荒川良々 / 雑賀孫六:渋川清彦 / 高山大慮:渡辺いっけい /
郡十右衛門:オダギリジョー |
【あらすじ】
荒木村重(本木雅弘)は織田信長の暴虐なやり方に反発して謀反を起こし、有岡城に立てこもる。織田軍に包囲され孤立無援となった城内で、村重は血気盛んな家臣たちを抑えつつ、妻・千代保(吉高由里子)を心の支えに、城と人々を守ろうと苦心していた。そんな中、城内で少年が殺害される事件が起こり、その後も怪事件が続発する。容疑者は密室と化した城内にいる家臣や身内の誰かで、城外には敵軍、城内には裏切り者という状況に、誰もが疑心暗鬼に陥っていく。追い詰められた村重は、信長の使者として説得に訪れ牢に囚われた天才軍師・黒田官兵衛(菅田将暉)に協力を仰ぎ、事件の解決に挑む。事件の驚きの真相とは・・・ |
【感想】
予告編を観て、私も奥さんも長女も興味を持っていたので、三人で観てきました。
本格的時代劇の形をとっていますが、内容は史実をベースにした架空のミステリーです。それを最初から知って観るか、それを観ていて途中で気づくかで、この作品の印象は変わるかもしれません。少なくともこの「黒牢城」という作品は、「このミステリーがすごい!
2022年版 1位」という作品であるという情報だけは頭に入れておいたほうが良さそうです。
荒木村重が織田信長に反旗を翻して有岡城に籠城し、そこで黒田官兵衛が人質になるというところは史実に基づいていますが、物語の中心は、冬・春・夏・秋に城中で起きた4つの事件の謎解きです。荒木村重が事件の解決のために、黒田官兵衛を安楽探偵として謎解きをさせるという形となります。村重は関係者に事情聴取して、その結果を書き物に記して官兵衛に見せ、官兵衛はそれを読むだけで真相のヒントを村重に与えるのですが、そのヒントもまた謎めいていて、村重に解かせるという形になっています。
その形がわかると、有岡城での歴史的出来事ではなくて、次はどんな事件が起こり、どんな謎解きが行われるのかというところに興味が移ります。そうなると、官兵衛が「ミステリと言う勿れ」の整君に見えてきます。官兵衛にとって苦難だったはずの土牢も、非常に環境が良さそうで、まさに探偵の部屋といった趣でした。面白いものです。
4つの事件は、冬の「阿部自念殺害事件」、春の「武将首すり替え事件」、夏の「無辺・秋岡殺害事件」、秋の「能登入道殺害事件」で、それぞれの犯人や真相は官兵衛の力で明らかになったものの、その裏で動いていたのは、なんと村重の妻・千代保であったという事実も面白かったです。その事実を千代保が話すシーンは、吉高由里子の超長台詞で、内容と共によくこんな長い台詞を間違えずに言えるものだというところにも注意が向いてしまいました。ただ、この作品の千代保と、吉高由里子の雰囲気やあの声質は合わないなと私は思ってしまいました。トラウマで歪んだ心をもう少し表現できる俳優さんがよかったのかなと思ってしまいました。まぁ、千代保と千代保を守る下針を演じる吉高由里子と柄本佑という「光る君へ」コンビという話題性もあったのかもしれません。
本木雅弘の演じる荒木村重は、冷静な強い武将を想像しており、追いつめられた感や焦りの気持ちを感じさせないのは期待通りの本木・村重でしたが、黒田官兵衛を頼ったり、結局城を抜けて毛利の元に行くという結末を観たりすると、結局史実に近い村重にも見えてしまいました。
ミステリーは単純ではあるものの時代劇環境相応の謎は楽しめましたし、戦闘シーンや城内の表現は昨今の大河ドラマの安っぽさとはけた違いのリアルさでしたし、私にとってはとても楽しめる映画でした。長女は面白かったけど時代劇でわかりにくい言葉もあったので、小説を読んでみたいと言っていました。けっして、黒田官兵衛物語とか、荒木村重夫妻の物語とかの感覚で観てはいけませんので、ご注意を。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |
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