| 2026年6月9日(火)鑑賞 イオンシネマ岡崎(スクリーン3 H-12) |
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2026年6月5日(金)公開 / 上映時間:122分 / 製作:2026年(日本) / 配給:東京テアトル=イオンエンターテイメント
【監督】 風間太樹
【キャスト】
田中信子:桜田ひより / 入江博基:木戸大聖 / 安部陽菜:早瀬憩 / 篠崎幸:唐田えりか
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金子優也:草川拓弥 / 大野陽:荒木飛羽 / 蒼戸虹子 / 占部房子 / 吉田ウーロン太
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TheWorthless / 中村優子 /
折原智則:古舘寛治 |
【あらすじ】
モブ(mob)とは、群衆、脇役、背景と同化しているキャラクターのことである。田中信子(桜田ひより)は、その定義に自分を重ね合わせ、常に誰か別の主人公たちが輝く世界を遠くから眺めて生きてきた。そんな彼女の視線の先に、スーパーで働く入江博基(木戸大聖)が現れる。誰も気づかぬ足元の小さな花を、力いっぱいカートを操って避ける入江の姿。その自然なやさしさに触れた信子は、次第に入江に惹かれはじめる。
その出会いをきっかけに、「人とちゃんと関わりたい」――自らを縛っていた殻を破ろうともがき始めた信子。しかし、現実は甘くない。就職活動の面接では「あなたのことを話して」という問いに言葉が詰まり、厳しい現実を突きつけられる。そんな彼女の背中を静かに押してくれるのは、お節介なほど明るい後輩の安部ちゃん(早瀬憩)や、厳しくも温かい先輩の篠崎さん(唐田えりか)といった仲間たち。一方の入江もまた、彼女が隅っこで魅せる静かなやさしさに気づき、その存在をまっすぐに見つめていた。
お祭りの灯りや、二人で運ぶ荷物の重みといったささやかな日常の積み重ねが、やがて二人に前を向く強さを与えはじめる。誰かに見つけてもらうのを待つだけではない、新しい人生のあり方を見つけた二人に待つものとは・・・ |
【感想】
桜田ひより主演ということで楽しみにしていた映画です。家族は配信で観ればいいというので、私ひとりで観てきました。いつも行く映画館の中で一番大きなスクリーン(定員276人)にもかかわらず、観客は私含めて2人だけ。平日の昼間とはいえ、まだ公開されたばかりなのにちょっと寂しい状況でした。
期待していた通り、とてもやさしい良い映画でした。あとで2時間越えの上映時間だと知りましたが、観ている時は映画の中の登場人物と世界に引き込まれて時間の長さを感じませんでした。性格が社交的で積極的な人にとっては、信子はもどかしくて、じれったくて、イライラして共感できないかもしれません。しかし、信子のような不器用な人は案外多いのではないかと思います。自分を出せなかったり、思いを閉じ込めたり、自分に自信を持てなかったり、私もずっとそんな人間でしたので、共感できるところが多々ありました。
信子が面接で、なかなか自分のことを語れないのですが、スーパーで出会う人たちとのふれあいによって、自分を見つめ直し前を向けるようになっていきます。それを最終的に後押ししたのが、ガストでの入江と信子の会話でした。信子の気づかいや優しさなどの良いところを具体的に静かに語る入江の言葉は、心に大きく響きました。それを聞いていた信子が大きな涙を流した時に、私も目から涙が溢れました。とてもやさしくて胸に響くシーンでした。
どちらかというと、桜田ひよりは活発でおしゃべりで自己主張する役が多く、それが似合っていると思っていましたが、今回の信子という役は、まさにモブ(脇役・背景)といった存在で、性格は控えめでいじらしくて静かで、それでいて優しくてまっすぐで、桜田ひよりはこういう人柄だったのかと思えるような演技でした。自然で可愛らしくて、表情や仕草がとても素敵でした。注目している俳優さんですが、新たな魅力を感じてさらに好きになりました。
自分に重ね合わせることができるかどうかと、純粋で優しい世界観をどう受け止めることができるかどうかで、この映画の評価は別れると思いますが、私はこの映画の世界観と登場人物の心情がわかる人がいいなぁと思いました。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |
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