2025年1月19日(日)鑑賞 Prime Video
2024年10月4日(金)公開[PG12] / 上映時間:109分 / 製作:2024年(英=米) / 配給:ハピネットファントム・スタジオ
【監督】 アレックス・ガーランド
【キャスト】
 リー・スミス:キルスティン・ダンスト / ジョエル:ヴァグネル・モウラ /
 ジェシー・カレン:ケイリー・スピーニー / サミー:スティーヴン・ヘンダーソン /
 アニャ:ソノヤ・ミズノ / デイブ:ジェファーソン・ホワイト / トニー:ネルソン・リー /
 ボハイ:エヴァン・ライ / 赤サングラスの兵士:ジェシー・プレモンス /
 民兵のリーダー:ジェームズ・ヤエガシ / WFの女性軍曹:ジョニカ・T・ギブス /
 WFの前線指揮官:ジャレッド・ショー / 狙撃兵:ジン・ハ / 観測手:カール・グルスマン /
 エディ:エドマンド・ドノヴァン / バトラー警護官:フアニ・フェリス /
 大統領:ニック・オファーマン
【あらすじ】
大統領が独裁化して内紛状態に陥ったアメリカ、主人公のリー、ジョエルなど4人のジャーナリストは、大統領に直接インタビューをすべく、ニューヨークからワシントンD.C.に向かいます。その道程ではいろんな光景を目にし恐怖の体験にさらされます。そしてやっとたどり着いたホワイトハウスでの攻防の中、やっとジョエルは大統領にコメントを求めるが、返ってきた内容は・・・
【感想】
2024年の映画のランキングで「シビル・ウォー アメリカ最後の日」が上位にあがるので、Prime Videoで無料配信していたので観てみました。

評価の高い映画ということですが、私はそこまで感じない映画でした。アメリカが陥っている状況説明や描写はほとんどなく、すでに陥落目前の大統領の演説から始まり、そのあとは大統領インタビューに挑むジャーナリストたちの行動描写になります。大きな出来事の中にもかかわらず、ジャーナリストの行動しか表現されていないので、とても出来事が小さく感じました。ニューヨークからワシントンD.Cまでの出来事も、それぞれに地域での影響を表現したいのだと思うのですが、断片的にしかとらえきれず、あまり現実感がありませんでした。ジャーナリストの存在価値が示されているわけでもなく、話が大きいわりには映像やストーリーに広がりが無いなぁというのが私の感想です。

この映画で表現したいことはなんだったのでしょう。トランプ新大統領と重ね合わせての危機感なのでしょうか。単なる体験型エンターテイメントとしての映画なのでしょうか。それ以上に、同じアメリカ人なのにあまりにも命を粗末にする行動に反吐が出る思いでした。そもそも私はこういう戦闘的な映画は好きではなかったというのをあらためて実感した映画でした。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。