2024年9月3日(火)鑑賞 イオンシネマ岡崎(スクリーン3 M-6/7/8/9) |
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2024年8月23日(金)公開 / 上映時間:129分 / 製作:2023年(日本) / 配給:東宝
【監督】 塚原あゆ子
【キャスト】
舟渡エレナ:満島ひかり / 梨本孔:岡田将生 / 五十嵐道元:ディーン・フジオカ
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山崎佑:中村倫也 / 佐野亘:宇野祥平 / 佐野昭:火野正平 / 八木竜平:阿部サダヲ
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伊吹藍:綾野剛 / 志摩一未:星野源 / 毛利忠治:大倉孝二 / 刈谷貴教:酒向芳
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桔梗ゆづる:麻生久美子 / 陣馬耕平:橋本じゅん / 糸巻貴士:金井勇太 /
小田島:丸山智己 /
三澄ミコト:石原さとみ / 中堂系:井浦新 / 東海林夕子:市川実日子 / 坂本誠:飯尾和樹
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神倉保夫:松重豊 / 久部六郎:窪田正孝 / 木林南雲:竜星涼 / 三澄夏代:薬師丸ひろ子
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松本里帆:安藤玉恵 |
フライヤーや予告を観て面白そうだと思って楽しみにしていた映画です。末娘も興味を持っていたので家族4人で観てきました。
世界規模のショッピングサイト「デイリーファスト」の大イベント、ブラックフライデーの前夜に配送段ボールが爆発するという事件が起きて、それが連続爆破事件に発展していきます。「デイリーファスト」の物流倉庫のセンター長に就いたばかりの舟渡エレナは、部下の梨本孔と一緒にその事態の収拾に追われるが、その事件の背景と舟渡エレナの赴任には重要な関係が・・・というストーリーです。
満島ひかりと岡田将生が演じる舟渡エレナと梨本孔のキャラクターが心地よいこと、最初から最後までテンポが良くて目を離せない展開であること、個々の人間がしっかりと描かれていて感情移入できること、舟渡エレナと爆破事件の関係と真相に意外性があること、等々とても面白い映画でした。TVドラマ「アンナチュラル」と「MIU404」の世界とうまく融合させて描かれているので、とても贅沢な配役で厚みのある映画となっているのも見どころです。離婚した家庭の母親と子供たちの物語や、配送下請け業者の親子の物語も巧みに描かれていて、じんわりと感動も与えてくれます。
ただ、山崎の飛び降りの真相を暴くために不特定多数の客の命を危険にさらしたり、山崎はまだ生きているのに死んでしまうという恋人は、その行動に共感を感じないために狂気に取りつかれた人間に感じてしまうのが、私としては残念な設定だったような感じがしました。その行動に共感を持てればもっと切なくて感動的な流れになったのかなと思いました。
現代の物流に対する問題的も含まれていて、便利に物が玄関先にまで迅速に届く仕組みの中にある闇や苦労、責任感なども描かれていて、物流を担っている人々への感謝も忘れてはいけないなと考えさせられました。
家族もとても楽しめた映画だったようで、末娘は最初から泣きながら観ていたというほど、心に響いた映画のようでした。家族全員で観に行って良かったと思います。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |
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