2024年6月17日(月)鑑賞 Prime Video |
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2021年5月14日(金)公開 / 上映時間:93分 / 製作:2020年(日本) / 配給:BS-TBS
【監督】 吉田秋生
【キャスト】
相馬春奈:福本莉子 / 屋敷達也:中河内雅貴 / 相馬雪絵:本仮屋ユイカ /
緑川祐二:ヨシダ朝 /
川本百合恵:宝積有香 / 板橋政恵:大島蓉子 / 今西大輔:佐野泰臣 / 工場長:ボブ鈴木
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秋山守:田中要次 / 太田綾子:長内美那子 / 尾崎奈緒:大久保聡美 / 矢島祐美子:森日菜美
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金澤こころ:村瀬美穂 / 秋吉みよし:土居裕子 / 田岡社長:長谷川初範 /
秋吉伸介:竹中直人 |
福本莉子の主演映画ということで観てみました。
女子高生の春奈は、修学旅行で財布を無くし、祖母に約束した「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を買えずにいた時に、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を使った和菓子に出会います。その美味しさに感動して、いつか自分もそんな和菓子を作りたいとその和菓子会社に就職しますが、新人研修でどこの部署でも失敗ばかりで、最後にはブドウ農家の手伝いに行かされます。ブドウ農家の秋吉には嫌われ、自分の夢を果たせない自分に自信を無くし苦悩しながらも、自分の道を見つけていくというストーリーです。
福本莉子だから興味を持って観ましたが、ストーリーの骨格はいいと思いますが、設定や出来事すべてに現実感が無くてストーリーに入り込むことができない映画でした。春奈の入社の経緯、研修での出来事などにおいて、厳しさも感じなければ会社としての育成も感じられず、本人も会社も学生気分といった感じでした。なのに、水害でダメになった太郎のマスカットハウスでブドウの木の掘り起こしに、会社の上司や仲間がやってくるというのもとても不自然。大事な仕事をしているはずなのにすぐに集まることができることも非現実的ですし、みんなが春奈の評価を変えてそういう行動を起こすきっかけも薄すぎます。まじめに観ることができたのは、春奈と秋吉の関係くらいでしょうか。ふたりのやりとりでは、ぐっと来て泣けそうなところもありました。
そんな印象の映画でしたので、私的にはちょっと残念な映画でした。福本莉子はいいのですけど。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |
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