2024年6月11日(火)鑑賞 イオンシネマ岡崎(スクリーン4 I-7)
2024年5月31日(金)公開 / 上映時間:120分 / 製作:2024年(日本) / 配給:東宝
【監督】 今泉力哉
【キャスト】
 高木さん:永野芽郁(中学時代:月島琉衣) / 西片:高橋文哉(中学時代:黒川想矢) /
 中井:鈴木仁 / 真野:平祐奈 / 浜口:前田旺志郎 / 北条:志田彩良 / 大関みき:白鳥玉季 /
 町田涼:齋藤潤 / 田辺先生:江口洋介
「明日を綴る写真館」のあとに続けて観ました。

今までアニメ映画やドラマ化された同名の漫画の10年後の物語です。映画オリジナルのストーリーです。中学校の体育教師になった西片の前に10年ぶりに教育実習生として高木さんが現れるというところから始まります。教育実習期間の3週間でふたりの関係はどうなるかというところが中心となります。

高木さんの永野芽郁と、西片の高橋文哉の雰囲気がとても良かったです。この二人の会話や表情をみているだけで、なんか懐かしさとともに幸せな気持ちになります。普通ならば西片に対して、「鈍い奴だなぁ」とか「もっと男らしく言えよ」なんてことを思ってしまいそうなのですが、それができないのが西片に魅力だと思ってしまいます。こういうところに高木さんは惚れてしまったのだなぁと納得できてしまいます。「からかう」ということは・・・とか、気持を強く言ってしまうと迷惑になるかもとか、からかって遊んでいるように思える高木さんが実はそんなことを思っているというのも、可愛らしくて胸がキュンとします。

特に、最後に教室で西片と高木さんがそれぞれの思いを話すシーンはとても感動的で素敵でした。それぞれの思いを言葉を詰まらせながら正直に伝えていくのですが、その流れは長回しの撮影で途切れなく続きます。それぞれの思いを素直に伝えあうのですが、西片が高木さんに自分の気持を話して「付き合ってください」と言ったのに対して、高木さんも10年前からの自分の気持を伝えたうえで「付き合ってください」というのですが、それに対する西片の反応がとても素晴らしかったのです。ここでもまた泣いてしまいました。

優しく生きることはとても大事で人生を素敵なものにするなぁと、この映画を観ても思いました。今日の2本の映画はとても心を温かく幸せな気持ちにさせてくれる映画でした。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。