2024年5月20日(月)鑑賞 hulu
2018年12月22日(土)公開 / 上映時間:98分 / 製作:2018年(日本) / 配給:キャンター
【監督】 大森研一
【キャスト】
 越智海斗:佐野岳 / 矢野真里乃:相楽樹 / 白石良介:菅谷哲也 / 白石絵梨:菅野莉央 /
 環奈:鶴見萌 / 鈴木太一:中村祐志 / 黒川賢三:久保田悠来 / 柴田小百合:宮地真緒 /
 新居浜市長:榎木孝明 / 越智悟:神保悟志 / 越智智恵子:岩本多代
オリンピックを目指していたマラソンランナー海斗は、ケガによってその夢を断たれ市役所で無気力な日々を過ごしていたのですが、ある日、山の中の坑道を見つけてそこからもう一つの世界に行くことができることを知ります。そのもう一つの世界では、海斗はオリンピックの金メダリストであり、亡くなったはずの父親も健在でした。その父親が事故に遭うことを回避するために海斗が奔走し、そのことでやる気を取り戻すというストーリーです。

発想は面白いストーリーでしたが、時間を行き来する時のつじつまが成り立っていない感じがして、話に入り込めない映画でした。そもそもパラレルワールドで別世界なのだから、同じような状況でも父親が事故に遭うとは言えないはずだし、その時間的タイミングも違っているわけですから、なぜそういう発想・行動になるのか理解に苦しみました。これが過去と未来ならばわかりますが、そうではないのですからどう考えればいいのか混乱しながらみていました。

タイムトラベルとかパラレルワールドを扱うならば、もう少し緻密に考えてほしいと思う映画でした。

なお、ヒロインの設楽樹は、NHK「京都人の密かな愉しみBlue修業中」の第一弾「送る夏」と第二弾「祝う春」で陶芸家の釉子を演じた女優です。とても良かったのですが、引退と言うことで第三弾から吉岡里帆にバトンタッチされました。そういう意味で懐かしい感じを持って観てしまいました。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。