2024年5月15日(水)鑑賞 イオンシネマ岡崎(スクリーン8 H-7/8/9)
2024年4月26日(金)公開 / 上映時間:115分 / 製作:2024年(米国) / 配給:東宝
【監督】 アダム・ウィンガード
【キャスト】()は日本語吹替
 アイリーン・アンドリュース:レベッカ・ホール(坂本真綾) /
 バーニー・ヘイズ:ブライアン・タイリー・ヘンリー(尾上松也) /
 トラッパー:ダン・スティーヴンス(宮野真守) / ジア:カイリー・ホットル
 ミケル:アレックス・ファーンズ(鈴木もぐら・空気階段) /
 ハンプトン:レイチェル・ハウス(真矢ミキ) / イーウィスの女王:ファラ・チェン
奥さんや娘が観たいというので映画館で観てきました。

人類とは別に地球の地下空洞にコングは住んでいる。その地下空洞からSOS信号を受けてシリーン、ジア、バーニー、戸ラッパーの4人が地下空洞に乗り込みます。一方、コングは未知の空洞で同族を見つけるも、その同族を支配するスカ―キングとシーモと対峙するのですが、そこにゴジラとモスラが加わり対戦するというストーリーです。

さすがにアメリカ映画、何があっても陽気で深刻さは無く、ストーリーのつじつまは大雑把、それでいて対決シーンは迫力満点の映画でした。タイトルは「ゴジラ×コング」となっていますが、主役は絶対的にコング。しかも人間的に、時には可愛らしく描かれています。ゴジラはコングほどの人間性は感じられませんが、ローマのコロッセオに猫のように丸まって眠るしぐさやコングやモスラとの目配せなどはコミカルに描かれています。

気になったのは、地下空洞なのに太陽があるがごとく明るいこと。真面目に考えるとそこで入り込めなくなります。戦闘シーンは同じようなシーンの連続で間延び感があって、ちょっと眠気を感じてしまいました。最後もスカ―キングをあっけなく倒したような感じだったので、もう少し変化やメリハリが欲しかったかなという感じでした。スカ―キングが倒されたらシーモがおとなしくなってコングに操られていたのもちょっと違和感あり。それと世界中を舞台にする意図はわかるのですが、その必然性もあまり感じないし、歴史的建造物を簡単に壊したり人類に危害を加えるのも気にはなりました。その割には、世界は案外平和です。

奥さんは、「もう少しチープな感じだと思っていたけど、予想外にしっかり作られていて面白かった」と言っていました。私もまじめにストーリーや設定を考えなければ、それなりに楽しめるかなという感じでした。

映画とは関係ありませんが、シアターに入ると、年配の男性が前の席に足を放り投げて館内販売以外のものを食べている姿を目にしたら、一気に楽しい気持ちが曇ってしまいました。常識のない人間にかかわるのも嫌だったので何も言いませんでしたが、歳を重ねたら常識くらいは持ってほしいと思いましたね・・・
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。