2024年3月22日(金)鑑賞 DVD |
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2005年11月19日(土)公開 / 上映時間:108分 / 製作:2005年(日本) / 配給:日本出版販売=『変身』製作委員会
【監督】 佐野智樹
【キャスト】
成瀬純一:玉木宏 / 葉村恵:蒼井優 / 橘直子:佐田真由美 / 京極亮子:釈由美子
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若生健一:山下徹大 / 堂元英隆:北村和夫 / 京極瞬介:松田悟志 / 嵯峨道彦:春田純一
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番場哲夫:石田太郎 / 牧田香織:加茂美穂子 / 山西道広 / 蟹江一平
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同名の東野圭吾のサスペンス小説を映画化した作品です。子供を助けて頭を撃たれた純一が脳移植によって一命をとりとめたものの、自分の人格が失われて移植元の人間の人格に変化していくことに悩むという物語です。作り方によっては切なくて悲しいラブストーリーにもなると思うのですが、そういうことに特化した表現でもなく、ミステリーというにはちょっと違うかなと思ったり、なんか中途半端な感じがしました。そう思う原因は、純一の人格の変化において、恵の前では冷たく振舞うことが多く、恵を愛せなくなる苦しさや悩む姿があまり表現されていないと感じるからです。ラストシーンで少しそういうところが出てきますが、徐々に人格が変化するならば途中でもそういうところが見えた方が納得できます。小説ならば脳を奪われるというところに焦点を当ててそれでいいのかもしれませんが、映画として見るならばもう少しラブストーリーのほうに振ったほうがより感動的で面白かったのかなと思います。脳移植で人格が変身していくという発想は面白くて悪くはなかったですが、もうひとつ切なくて泣ける感動が欲しかったかなという映画でした。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |