2024年3月9日(土)鑑賞 DVD |
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2019年8月23日(金)公開[R-18] / 上映時間:115分 / 製作:2019年(日本)
/ 配給:ファントム・フィルム
【監督】 荒井晴彦
【キャスト】
永原賢治:柄本佑 / 佐藤直子:瀧内公美 |
昨夜、大河ドラマ「光る君へ」の藤原道長と源倫子として夫婦役を演じる柄本佑と黒木華が、その前にも夫婦役を演じた映画ということで「先生、私の隣に座っていただけませんか?」を観ましたが、「光る君へ」のもう一人の藤原道長の妻、源明子を演じる瀧内公美と柄本佑の映画も観ておきたいと思ってこの映画を観てみました。そういう下心なので、映画自体にあまり興味を抱くことなく、むしろ、濡れ場シーンが多いことと柄本佑が短髪であるということで、陰気くさく暗い映画なのかなと思っていました。しかし、観てみると、賢治と直子がまっすぐな思いのままぶつかりあって、気持がいいというかスカッとする感じで、いやらしい感じや暗さなどまったくありませんでした。今を気持ちのままに生きるふたりが眩しい感じでした。瀧内公美を知ったのは、NHKドラマの「大奥」での阿部正弘役を見た時で、素晴らしい演技をする役者さんだなぁと強く意識するようになりました。その瀧内公美がこんな大胆な演技をしていたのかということにも驚きましたが、この映画でも、賢治に対する複雑で一途な感情と体が求める感情をとても大胆かつ繊細に表現しており、とても素晴らしかったです。官能シーンだけではなく、笑いもあり、切なさもあり、無性に異性を求めた若い頃への郷愁もあり、私はとても好きな映画でした。柄本佑と瀧内公美じゃないと成り立たなかった映画のような気がします。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |