2024年2月28日(水)鑑賞 DVD
2018年5月25日(金)公開 / 上映時間:129分 / 製作:2018年(日本) / 配給:ギャガ
【監督】 瀬々敬久
【キャスト】
 益田純一:生田斗真 / 鈴木秀人・青柳健太郎:瑛太 / 藤沢美代子:夏帆 / 杉本清美:山本美月 /
 白石弥生:富田靖子 / 清水:奥野瑛太 / 内海:飯田芳 / 川島社長:小市慢太郎 /
 村上院長:矢島健一 / バーテン小杉:青木崇高 / 唐木達也:忍成修吾 / 山内智子:西田尚美 /
 飯島武士:村上淳 / 飯島麻奈美:片岡礼子 / 山内正人:石田法嗣 / 千尋:北浦愛 /
 桜井さちこ:坂井真紀 / 須藤編集長:古舘寛治 / 白石唯:蒔田彩珠 / タクシー会社事務員:宇野祥平 /
 岸上:大西信満 / 篠塚朝子:渡辺真起子 / 篠塚:光石研 / 山内修司:佐藤浩市
けっこう重い映画でした。それぞれの登場人物が辛い自責の念、後悔の念を持っており、これからの生き方に悩む姿が描かれ、そこに笑いや喜びの感情はありません。しかし、その中で同じ感情を持つからこそ友情や愛情を育む心も芽生えてくる。でも、そういう生き方は社会は許さない。何が正解なのか、自分ならば加害者としても被害者としてもその家族としてもどういう感情になってしまうのか、それもわかりません。一度過ちを犯して自分を責めて後悔する人間は幸せに暮らしてはいけないのか、そういうことも考えさせられます。私も子どもたちに対して自責や後悔の念をたくさん持つ身なのでいろいろと考えさせられました。犯罪者の更生を優先して娘に十分な愛情を注げなかった弥生が娘に言う「子供はとてつもない喜びをくれるわ」という言葉が、今更ながら自分の身にも深く響きました。映画は面白いだけが映画ではなくて、こういう映画も大切にしないといけないなと感じました。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。