2024年1月17日(水)鑑賞 DVD
2015年10月1日(木)公開 / 上映時間:128分 / 製作:2015年(日本=仏) / 配給:ショウゲート
【監督】 黒沢清
【キャスト】
 薮内瑞希:深津絵里 / 薮内優介:浅野忠信 / 松崎朋子:蒼井優 / 島影:小松政夫 /
 神内フジエ:村岡希美 / 星谷薫:奥貫薫 / 星谷タカシ:赤堀雅秋 / 神内:千葉哲也 /
 星谷良太:藤野大輝 / 瑞希の父:首藤康之 / 星谷:柄本明 /
 松本華奈 / 石井そら / 星流 / いせゆみこ / 高橋洋 / 深谷美歩 / 岡本英之 / 松下直樹 / 北村真芳
深津絵里の主演ということで観てみました。私は「ステキな金縛り」のような深津絵里が好きなのですが、この映画では笑うこともほとんどなくしっとりと寂しそうな女性を演じています。物語は、失踪した夫が3年を経て戻ってくるのですが、その夫はすでに死んだ存在だといい、その夫からふたりで想い出の場所を巡る旅を持ちかけられて旅をする、というストーリーです。その旅で出会う人たちの、死んだ人間との間に残る未練や後悔を、死んだ人間が現れることによって安らかな気持ちになるという出来事に遭遇し、自分のこの旅も夫との間の気持を整理するための夫が作った時間だと知って、最後は夫へ感謝し気持を整理して前を向いて生きていくと思わせるラストでした。それを読み取るにはなかなか難しい映画でしたし、そういう受け取り方が正しいのかどうかはわかりません。なので、映画としては、面白いとか感動するという感じではなく、淡々と二人を追うという感じの映画でした。黒沢清監督の作品は私には合わないかも知れません。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。