2023年12月19日(火)鑑賞 DVD
2007年10月27日(土)公開 / 上映時間:117分 / 製作:2007年(日本) / 配給:ショウゲート
【監督】 瀧本智行
【キャスト】
 巻島史彦:豊川悦司 / 曽根要介:石橋凌 / 植草壮一郎:小澤征悦 / 津田良仁:笹野高史 /
 杉村未央子:片岡礼子 / 早津名奈:井川遥 / 巻島園子:松田美由紀 / 韮沢五郎:崔洋一 /
 迫田和範:石橋蓮司 / 小川かつお:池内万作 / 西脇辰則:有福正志 / 三宅刑事:神尾佑 /
 本田明宏:平賀雅臣 / 桜川夕起也:小市慢太郎 / 桜川麻美:占部房子 / 巻島一平:山寺優斗 /
 藤沢歩美:越智静香 / 有賀の母:根岸季衣 / 後藤:嶋田久作 / 有賀吉成:山中崇 /
 村瀬次文:中村育二 / 浦西景一:柄本佑 / 神奈川署員:中原丈雄 / 捜査員:尾上紫 /
 アイドルグループW・A:池澤あやか、朝倉あき / 大鷹明良 / 四方堂亘 / 永倉大輔 / 宮本大誠 /
 町田政則 / かわのりょうこ
この映画は面白かったです。子供の連続殺人という題材は心に痛みを感じますが、犯人を追い詰めるストーリーとしては最後まで興味深く入り込むことができました。映画を貪るように観るようになって豊川悦司の映画もよく観ますが、豊川悦司の映画は安定感があると思います。この映画でも、出世や名声やプライドや縄張り意識ばかり感じさせる警察幹部の中で、純粋に犯人を憎み捕まえることを第一に考える純粋な警察官を見事に演じていますし、子供や家族に対する愛情も感じられます。報道番組を使って犯人を追い詰めるというやり方自体は危険な感じもしますが、そのスリルをこの映画ではそれほどの違和感なくうまくメインの題材に使っていると思いました。最後まで気を抜けない面白い映画でした。すべて事件が解決して穏やかに終わりと思ったら、病院のベッドで急に巻島が眼を見開くという終わり方は驚きました。何かの布石か、まだ何か疑問を残したままだと気づいたのか、とても気になりました。気になったのでネットで調べたら、監督の話として「子供を何人も殺す悲惨な映画だったので穏やかには終わりたくなかったということで深い意味はない」ということでした。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。