2023年12月6日(水)鑑賞 DVD
2006年1月14日(土)公開 / 上映時間:136分 / 製作:2006年(日本) / 配給:東宝=フジテレビ
【監督】 三谷幸喜
【キャスト】
 副支配人(宿泊部長)・新堂平吉:役所広司 / 客室係・竹本ハナ:松たか子 /
 国会議員・武藤田勝利:佐藤浩市 / ベルボーイ・只野憲二:香取慎吾 / 堀田由美:原田美枝子 /
 芸能プロ社長・赤丸寿一:唐沢寿明 / 会社社長・板東健治:津川雅彦 / 総支配人:伊東四朗 /
 大物演歌歌手・徳川膳武:西田敏行 / コールガール・ヨーコ:篠原涼子 /
 アシスタントマネージャー・矢部登紀子:戸田恵子 / 副支配人(料飲部長)・瀬尾高志:生瀬勝久 /
 憲二の幼馴染・小原なおみ:麻生久美子 / シンガー・桜チェリー:YOU /
 筆耕係・右近:オダギリジョー / 堀田衛:角野卓造 / スパニッシュマジシャン・ホセ河内:寺島進 /
 武藤田の秘書・神保保:浅野和之 / 板東の息子・板東直正:近藤芳正 /
 ウェイター・丹下:川平慈英 / 客室係・野間睦子:堀内敬子 / 徳川の付き人・尾藤:梶原善 /
 ホテル探偵・蔵人:石井正則 / ホセのアシスタント・ボニータ:奈良崎まどか /
 腹話術師・坂田万之丞:榎木兵衛
「ザ・マジックアワー」に引き続き、三谷幸喜作品を観ました。この作品の印象は、いろんな出来事がバタバタ起こりすぎて、それが散らばっていてまとまりがないなぁという感じでした。もちろん、それぞれが最終的には巧みにつながって、みんな幸せな新年を迎えられそうな結果でメデタシメデタシで終わるので、うまく作られているなぁとは思うのですが、それが見えてくるまではドタバタがくどすぎる感じがしてしまいました。三谷幸喜の映画には特に現実感は求めませんが、年末の忙しいホテルにしてはのんびり感も感じられて記念パーティーや記者会見などの緊迫感・切迫感も感じられませんでした。そういうところはコメディーと割り切って観るべきだとはわかっていますが、それでもそういうところに納得感がないとなんかモヤモヤはしました。いろんな人間模様と痛快さを暗い話にはならない安心感を持って楽しむということでは、面白い映画だとは思いましたが、私は「ザ・マジックアワー」の方が好みでした。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。