2023年11月2日(木)鑑賞 DVD |
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2004年6月5日(土)公開 / 上映時間:111分 / 製作:2004年(日本) / 配給:松竹=電通=衛星劇場=S・D・P=テレビ朝日=小学館
【監督】 篠原哲雄
【キャスト】
長瀬香夏子・桧山翔子:竹内結子 / 町山健太:玉山鉄二 / 天国の本屋店長・ヤマキ:原田芳雄
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天国の本屋店員・由衣:香里奈 / 天国の本屋店員・サトシ:新井浩文 /
翔子の恋人、花火師・瀧本:香川照之 / マル:大倉孝二 / 千太郎:斉藤陽一郎
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ヨネ:吉田日出子 / 太助:桜井センリ / 桧山幸:香川京子 / 「天国の喫茶店」ママ:鰐淵晴子
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「天国の喫茶店」常連客・ママの恋人:丸橋夏樹 / 西山:塩見三省 / 太田:根岸季衣
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長瀬妙子:かとうかずこ / 長瀬郁朗:あがた森魚 |
古い映画ですが、若かりし頃の竹内結子の映画を観たい時にはこのくらい時をさかのぼらなくてはいけません。「天国の本屋」というのは例えかと思って観始めましたが、文字通り天国の本屋。天国にバイトと称して連れていかれた健太と天国で暮らす翔子の物語と、実世界で花火大会を目指す香夏子と翔子の恋人だった元花火師瀧本の物語が並行して描かれて、それが結びついて感動的なラストシーンとなります。天国では大切な人を残してきてピアノも弾けず組曲を作り上げることができないでいる翔子、実世界で大切な人を失って花火師をやめて失意のままで生活乱れる瀧本。それを結びつける健太と香夏子。それを仕掛けた天国の本屋の店長。竹内結子を見ているだけでも価値のある映画が、とても心温まるストーリーの中で進みます。大切な人との永遠の別れは悲しいことですが、相手を思って後悔しない日々を過ごすことの大切さも感じました。描かれる天国の世界は、普通のイメージと異なり普通の田舎町で、外から見ると小さいけれど中は広い本屋と天国らしからぬ世界ですが、100歳までの残りの時間を過ごす穏やかな世界に感じました。二人で一緒に見ると深い仲になれるという「恋する花火」を見るラストシーンの香夏子と健太。この終わり方もとても良かったです。ひとつ不満を言えば、翔子=竹内結子の恋人が香川照之というのだけは最後まで受け入れられませんでした。それを除けば、二役でいろんな竹内結子を見ることができるし、ストーリーも暖かくてとても良い映画でした。なお、この映画の音楽は、松任谷正隆、松任谷由実です。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |