2023年10月28日(土)鑑賞 DVD |
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2010年1月16日(土)公開 / 上映時間:131分 / 製作:2009年(日本) / 配給:東映
【監督】 行定勲
【キャスト】
北見俊介:豊川悦司 / 北見さくら:薬師丸ひろ子 / 吉沢蘭子:水川あさみ
/ 古田誠:濱田岳 /
西田健人:城田優 / 井川ゆり:井川遥 / 原文太:石橋蓮司 / CMに登場する夫:津田寛治
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CMに登場する妻:奥貫薫 |
この映画はとても良かったです。日常の幸せに気づかない人はぜひ見るべき映画だと思いました。最初はさくらと俊介が、よくある夫婦の日常を過ごしているように描かれて行きます。その薬師丸ひろ子演じるさくらはとても愛らしく可愛く健気でとても素敵だし、豊川悦司演じる俊介はいい加減だけど憎めない感じでとてもいいキャラクターです。どこにでもありそうな夫婦だなぁと、にやけながらみていましたが、さくらが家を出ていくと言い出して、最後に写真を撮ってほしいとせがむあたりから、ちょっと異なる雰囲気にはいっていきます。そこで撮影した写真を現像している時に、冒頭にあった沖縄旅行のシーンが重なってきて、事実がそこであきらかになっていきます。そこから涙腺崩壊で、涙がとまりませんでした。観終わっても思い起こすと涙がでてくるほどの展開でした。沖縄旅行でのさくらの俊介に対する健気で可愛い要望と、その要望に真正面から向き合うことをせずに冷たい態度の俊介、さくらの悲しい思いが痛いほど伝わってきます。そんな状態での悲劇。相手はいつまでもそばにいてくれるわけではありません。自分の気持は素直にあいてに伝えておかないと後悔するということを強く感じました。生きているうちに伝えるべきことはきちんと伝えておかないといけません。私はわがままで自分勝手な態度ばかりの夫でしたし、家族を幸せに笑って暮らせる家庭にしてこなかった夫でしたので、この映画を観てあらためて心が痛みました。幸いにも私の妻はそばにいてくれていますので、俊介のように後悔しないように「これから愛妻家」にならないととあらためて思いました。とても感動するいい映画で、私の中では泣ける映画の上位にはいる映画でした。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |