2023年10月22日(日)鑑賞 DVD
2013年6月1日(土)公開 / 上映時間:127分 / 製作:2013年(日本) / 配給:東宝
【監督】 黒沢清
【キャスト】
 藤田浩市:佐藤健 / 和淳美:綾瀬はるか / 相原栄子(精神科医):中谷美紀 /
 沢野(淳美の担当編集者):オダギリジョー / 高木真悟(淳美のアシスタント):染谷将太 /
 米村(脳神経外科医):堀部圭亮 / 晴彦(淳美の父):松重豊 / 真紀子(浩市の母):小泉今日子
主役級の俳優を少しだけ使ったり贅沢なキャストです。映画はなかなか難しくてすべて理解が追い付かない映画でした。何がリアルで何がバーチャルなのかわからない感じで描かれるので、最初から浩市のリアルが実はリアルではないのだろうということを推測しながら観ていました。そこに首長竜の絵の話が唐突に出てきており、首長竜が何を意味し表現しているのか最後までとてもわかりにくかったです。原作ではこの首長竜がもう少し必要性を持ったものに関連付けられているようですが、映画では浩市にとって淳美にとって首長竜がどういう意味を持っているのかが私にはわかりにくかったです。この映画はDVDレンタル店では「邦画ラブロマンス」にジャンル分けされていましたが、内容的にはラブロマンスという感じではなく、どっちかというとサスペンスがホラー(というほどではないですが)っぽい感じで、最後まで少し不気味な感じが付きまといました。浩市と淳美のふたりの関係も謎解きっぽいので、深い愛情や優しさもあまり感じるところがなかったので、あたたかい感じや感動もありませんでした。ここ数作、私の好みからいうと少し期待外れの映画が続いてしまいました。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。