2023年10月21日(土)鑑賞 DVD |
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2021年1月8日(金)公開 / 上映時間:101分 / 製作:2021年(日本) / 配給:ソニー・ピクチャーズ
エンタテインメント
【監督】 光野道夫
【キャスト】
小山三平:東山紀之 / 園山薫:常盤貴子 / 六甲隆:益岡徹 / 園山零士:田口浩正
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向井杏:木南晴夏 / 向井幸治:淵上泰史 / 六甲絵里:鈴木保奈美 / 室龍太
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桜田ひより |
常盤貴子が好きなのと、内容が笑えて面白そうかなと思って観ましたが、とんでもない話を良い話でごまかしているような感じが拭いきれず、モヤモヤ感の残る映画でした。笑えたのは、園山夫婦のそれぞれの事情や零士が三平とスマホを入れ替えるところまでくらいで、それからのそれぞれの事情は笑えるものではなく、真剣に考えるべきことや、けっこう重い悩みだったりして、簡単に通り過ぎる話ではありませんでした。特に、台風の時に耐えた8人の中の絵里と幸治の不倫は、その8人の結びつきを完全に壊すものであり得ない話だと思いました。杏が「絵里と幸治の不倫を良い話にしてごまかすな」という台詞がありましたが、それはその通りにもかかわらず、それ以降はその不倫はなかったもの、許されたもののように話が進んでしまうのが不思議でした。台風に耐えた時の気持に戻る、何事もなかったように月蝕の月はもとに戻るというような話のまとめ方に納得できませんでした。夫婦間だけの事情だけならいいですが、この仲間の中での不倫はやはりあり得ません。それがある限り、いくら美しい話にまとめようとしても無理があります。原作はイタリア映画のようですが、その映画でもこういう話の感じなのでしょうか。発想は面白いストーリだとは思いますが、笑える事情だけではない感じだったので、私にとっては、結果的には、常盤貴子を観て楽しむだけの映画でした。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |