2023年10月8日(日)鑑賞 DVD
2018年10月5日(金)公開 / 上映時間:114分 / 製作:2018年(日本) / 配給:キノフィルムズ
【監督】 長谷川康夫
【キャスト】
 水島浩介:山田裕貴 / 早瀬真愛:齋藤飛鳥 / 小松原詩子:松本穂香 / 大野陽平:佐久本宝 /
 町田健人:國島直希 / 秋山寿音:中田圭祐 / 杉村一樹:遊佐亮介 / 生田智子 / 中村育二
今年、102作目の映画鑑賞。この映画は2011年公開の台湾映画のリメイク版です。山田裕貴と松本穂香の名前で選んで観てみましたが、齋藤飛鳥の可愛らしさの魅力にはまってしまう映像でした。映画としては、とても心地よく観ることができてとても良かったと思います。恋愛ものの学園映画はあまり観ないのですが、この映画はチャラ付いたところは無くて青春がとても眩しく感じる映画でした。浩介と真愛の恋は、浩介の純粋さと真愛の複雑ながら一途の気持が、お互い直接伝えることに躊躇いを感じることからすれ違うという、「若い頃はそういうことがあるかもなぁ」と思える関係でした。なので、お互いの行動にイラついたり落胆したりすることもなく、若い頃を思い出しながら素直にみることができました。ただ、浩介、真愛、まわりの友人たちのお互いを思う友情の絆は、私にはとても眩しく感じてしまいました。私の若い頃は今以上に、恋愛などが思うように進まなかったら感情を抑えきれず変な態度をとってしまったり、恋人や友人の恋愛や楽しさを素直に喜べなかったりと、自分本位のじつに嫌な人間でした。なので、彼らの相手を思いやれる関係はとても眩しく羨ましく感じてしまいました。自分の青春時代がいかに暗くて自信のない劣等感の塊で屈折していたかということを思い出してしまいました。それほどこの映画は、爽やかで青春らしくて、とても眩しく羨ましかったです。オープニングでは浩介の結婚式かと思わせるところからスタートしましたが、最終的にはふたりの恋は残念な結果だったわけですが、浩介が昔のままの浩介であって、哀しさやモヤモヤ感やジメジメ感などまったく無く、その青春時代の恋愛を前向きに小説で描こうとするところで、この映画のタイトルに通じる終わり方をするわけで、とても安心する終わり方でした。とても良い映画だったと思います。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。