2023年10月7日(土)鑑賞 DVD
2019年11月1日(金)公開 / 上映時間:123分 / 製作:2019年(日本) / 配給:東宝
【監督】 西谷弘
【キャスト】
 蒔野聡史:福山雅治 / 小峰洋子:石田ゆり子 / リチャード新藤:伊勢谷友介 /
 三谷早苗:桜井ユキ / 中村奏:木南晴夏 / 小峰信子:風吹ジュン /
 是永慶子:板谷由夏 / 祖父江誠一:古谷一行
今年観た映画の101作目となります。福山雅治、石田ゆり子というので観てみましたが、観た感想は、なんかしっくりと来ないものがありました。まず、聡史がフランスで洋子への思いを告げ、洋子が日本に戻ってきて聡史とバスターミナルで落ち合う場面。早苗の偽メッセージによって出会うことができなくなる場面ですが、今までのメッセージのやり取りからすると急におかしいとも思わずに、そのまま会わずに話し合いもせずに別れることになることが不自然。しかもそのまま音信も無く4年の月日が経ち、たった4年なのにお互い結婚して子供もいる。ふたりの思いはそんなにすぐに他の人に向くほどあっけないものなのか。思いが強いわりにそのあたりの流れがどうしても理解できませんでした。また、偽メッセージを送った早苗の行動もよくわかりません。最後まで聡史を自分のものにするならばそれは人間として仕方がなかったことだったと思いますが、なぜ4年後に偽メッセージのことをふたりに明かすのか。その4年は洋子を引き離して聡史のギタリストとしての復活のためだったら、自分は結婚などしないで良かったはずだったし、なぜ子供まで作ったのか。結局、早苗は聡史の復活の機会に二人を結びつけてジ・エンドとなっているわけですが、お互いの子供たちが一番の被害者ではないかという思いが捨てきれませんでした。早苗は聡史への献身のように見えるけど、実はとんでもないひどいことをしている、そんな思いでした。聡史と洋子の信頼と愛情がもっと強ければと思うと、全体の愛の物語が褪せて見えるのです。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。