2023年10月5日(木)鑑賞 DVD |
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2019年9月20日(金)公開[R-15] / 上映時間:128分 / 製作:2019年(日本)
/ 配給:東映
【監督】 森淳一
【キャスト】
浜中なつめ:吉岡里帆 / 国崎春馬:高杉真宙 / 吉野直樹:大倉孝二 /
木村友一:田口トモロヲ / 浜中満代:松田美由紀 / 新井文則:中野剛 /
日下部翔:浅香航大 / 高橋修作:酒向芳 / 浜中大樹:松大航也 / 平山隆:國村隼
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横山司:渡辺大知 / 桐野圭一:柳俊太郎 / レイサ:中田青渚 / 京子:大出菜々子 |
2011年の韓国映画「ブラインド」の日本版リメイク映画ですが、そんなことを感じさせない日本映画に仕上がっています。最後に拳銃で犯人を射殺したなつめにお咎め無しという点だけは日本的ではないかもしれませんが、あの状況では正当防衛ということで済ませているということでしょう。全体的には、とても面白い映画でした。2時間以上飽きることも無く、事件の真相に迫る流れは全然長く感じませんでした。残酷な殺人現場写真が何度も出てきますが、目を背けるほどのグロテスクさはなく、私でも怯むことなく見ることができました。吉岡里帆は好きな女優さんですが、この映画もとても良かったと思います。ただ、なつめの行動は被害者を助けたい一心とはいえ、「そこは無理するんじゃない」と言いたい部分はかなりありました。でも、だからこそ緊迫感ある映画として成り立っているのであって、無謀な行動はこういう映画ではアリアリなので大きな問題ではありません。ただ、木村、吉野の両刑事がどちらも凶暴な犯人に対する一人行動で殺されてしまうのは、やりすぎかなとは思いました。また、地下鉄の駅で日下部から逃げるなつめが、目が見えないのに階段を問題なく駈け下りるのは無理がありすぎるように感じました。そういう細部で気になる点はありましたが、とても楽しめる良い映画でした。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |