2023年10月4日(水)鑑賞 DVD
2020年8月21日(金)公開 / 上映時間:130分 / 製作:2020年(日本) / 配給:東宝
【監督】 瀬々敬久
【キャスト】
 高橋漣:菅田将暉 / 園田葵:小松菜奈 / 高木玲子:山本美月 / 冴島亮太:高杉真宙 /
 後藤弓:馬場ふみか / 村田節子:倍賞美津子 / 桐野昭三:永島敏行 /
 矢野清:竹原ピストル / 山田利子:二階堂ふみ / 富田幸太郎:松重豊 /
 桐野春子:田中美佐子 / 園田真由美:山口紗弥加 / 竹原直樹:成田凌 / 水島大介:斎藤工 /
 桐野香:榮倉奈々 / 石崎ひゅーい / 片寄涼太
中島みゆきの「糸」をモチーフにした映画と言うことで観てみましたが、複雑でモヤモヤした思いで観終わりました。少し心に響いたのは漣と香の最後の病室の場面だけで、その他はどうもしっくりときませんでした。漣と葵はわざわざ気持ちをすれ違わせている感じがして、そのすれ違いやそれぞれの人生がどうしても避けられないものであったのか、ふたりが素直に幼い頃の気持を伝えていればそれでよかったのではないかと、そんな思いが捨てきれませんでした。お互いが別の女性、男性と結びつき、特に香の存在や思いを考えれば、ずっとお互いを思い続けていたという設定は、ちょっと映画としては素直に受け入れがたいところもあります。中島みゆきの「糸」をモチーフにしたとは思いたくない映画でした。お互い結ばれていた糸が、もっと切なくて悲しくてどうしようもない理由で離れてもつれて、そして最後にお互いの糸を手繰り合うという、そういうストーリーにしてほしかったと思います。ちなみにこの映画は、菅田将暉と小松菜奈が正式な交際をスタートしたきっかけの映画だそうで、結婚式もこの映画の舞台だった函館で挙げられたそうです。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。