2023年10月3日(火)鑑賞 DVD
2013年8月10日(土)公開 / 上映時間:90分 / 製作:2013年(日本) / 配給:ビデオプランニング
【監督】 吉田康弘
【キャスト】
 城ヶ崎修太:福士蒼汰 / 木島朔:野村周平 / 安藤ミチル:本田翼 / 今日子:未来穂香 /
 吉田羊 / 赤間麻里子 / 西田尚美
江ノ島が舞台と言うこと、タイムトラベル的な要素があること、本田翼が嫌いではないこと、からこの映画を観てみようと思いました。江ノ島が舞台といっても、江の島が見える江ノ電鎌倉高校前駅あたりとその近辺の浜辺が舞台となっています。映画としては、設定がチープすぎるというか、観ていて自分の思いを入れ込むほどの説得感が乏しいように感じます。朔が心臓発作で亡くなることを回避するために過去に戻るということがメインストーリーですが、その前提となるミチルの隠し事の理由がよくわかりません。なぜ留学を伝えないのか、黙って出発しようとしているのか、その必然性が伝わってこないので、何をそんなことで時間を超えて騒いでいるのだろうかという思いがしてしまいます。そもそもきちんと別れを伝えれば朔が亡くなることもなかったのですから。それと、過去に戻って朔の命を救うとなぜ三人の記憶が消えてしまうのかも、よくわかりませんでした。新たな時間軸ができたとしても、朔を救った行動からの新たな時間軸であって、その前の記憶まで影響が出てしまうことはありえないのではないかと考えてしまいます。なので、ラストシーンの三人の再開のシーンも切なさもないし、これで良かったと思える気持ちもありませんでした。90分でも長いなぁと思ってしまう映画でした。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。