2023年9月28日(木)鑑賞 DVD
2019年6月28日(金)公開 / 上映時間:106分 / 製作:2019年(日本) / 配給:ショウゲート
【監督】 塚本連平
【キャスト】
 持丸かおり:篠原涼子 / 持丸双葉:芳根京子 / 持丸若葉:松井玲奈 / 山下達雄:佐藤寛太 /
 持丸島次郎:岡田義徳 / 浩実:村上知子 / 岡野信介:佐藤隆太 /
 キャラ弁の声:ダンディ坂野 / キャラ弁の声:小島よしお / キャラ弁の声:スギちゃん /
 キャラ弁の声:東京エレキテル連合
この映画は芳根京子が出ているのと、久しぶりにバカバカしく笑って楽しもうと思って観ましたが、思っていたのと違って親と子供の愛情についてやられてしまって、途中から涙をためながら観ていました。私の場合、娘を注意したり叱ったりすると、自信を失っている娘は「私なんかいないほうが良かった」とか「何やっても無駄」とかいう言葉が返ってきて、どうしたらいいのか悩むことがありますが、「あなたが娘で良かった」という気持ちをしっかりときちんと娘に伝えないといけないと改めて思いました。この映画では、その手段が意地の3年間の嫌がらせ弁当であって、最後はその愛情がきちんと伝え伝わるのがうまく表現されていたと思います。母であるかおりの台詞で、「ずっと気になっているんです。甘えたい時に甘えさせることをできなかったこと。」というのがありましたが、その言葉は私にも刺さりました。幼い頃にもっと甘えさせてあげていたら、娘たちの違う人生があったのかもと、つい考えてしまいます。どんな環境でも生きるのは本人の責任ではあるものの、親というものは、そんな後悔や自問自答を死ぬまで忘れられないものかもしれないなぁと、この映画を観て思いました。かおりと娘の距離感なども、とても参考になりました。思っていた以上に良い映画でした。芳根京子も可愛くて素敵でした。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。