2023年9月15日(金)鑑賞 イオンシネマ岡崎(スクリーン4 I-7、8)
2023年9月8日(金)公開[PG-12] / 上映時間:110分 / 製作:2023年(日本) / 配給:東映
【監督】 中田秀夫
【キャスト】
 倉沢比呂子:橋本環奈 / 伊原直人:重岡大毅 / 伊原美雪:ファーストサマーウイカ /
 伊原春翔:正垣湊都 / 平丘麻耶:堀田真由 / 柏原亮次:倉悠貴 / 野田修子:MEGUMI /
 村田サチ:清水ミチコ / 大門謙信:長谷川忍 / 黒崎邦明:猪塚健太 / 川崎:新納慎也 /
 サチの夫:諏訪太朗
橋本環奈と堀田真由が出ているので観たいと思っていたのですが、怖い映画は嫌いなので、ホラー映画大好きの娘を誘って最悪私は目を瞑っていようと覚悟して観てきました。しかし、途中でビクっとするところはありましたが、思っていたよりは怖くなくて、ストーリーに引き込まれてしっかりと観てしまいました。比呂子への警告的な現象は美雪自身の行為であったのですが、事故で美雪が亡くなった以降は美雪自身ではなく、その力を引き継いだ人間の仕業だったという、なるほどと思わせてくれる展開でした。ストーリーもホラーとしての怖らせ方も悪くはありませんでしたが、思ったより怖くなかったという結果になったのは、下記のようなことで、ちょっとコメディー的な感じもしてしまったのが原因かもしれません。

@怖い場面での橋本環奈の恐怖の演技が大げさすぎるように感じました。大げさに感じる演技は、逆にその恐怖を軽くしてしまうような感じがしました。もう少し内面的な恐怖になるとより怖さを感じたと思います。
AYouTube東映映画チャンネルに、「禁じられた遊び」の「ホラーあるある」(下記)という動画あります。それを事前に知っていたので、製作側にも笑わせようと思う意図もあるのかと思って、ホラー映画というよりもコメディー的に受け取ってしまうところもありました。
   「ホラーあるある」(YouTube東映映画チャンネルより)
   1.最初はだいたい幸せ。   2.やっちゃいけないことをやっちゃう。   3.隙間から何かを見つける。
   4.扉の先に誰かいる。   5.頭を抱えて叫ぶ。   6.何かに掴まれる。   7.飛び出るくらいに目を見開く。
   8.なぜか車のエンジンがかからない。   9.大事なところで転ぶ。   10.倒しても倒しても蘇る幽霊。
B「エロイムエッサイム」という呪文は私の年齢では「悪魔くん」を思い出してしまいました。

びっくりしたのは、美雪役のファーストサマーウイカでした。妻としての美しさと、美雪自身の怖さと、よみがえった姿の怖さとそれぞれをすごくうまく表現していてとても魅力的で、ファーストサマーウイカという女優さんを見直しました。怖いのが嫌いなので、事前情報をいろいろと頭に入れたこともあって、思ったほど怖くなかったという結果となってしまったのは残念でしたが、映画としてはとても楽しめました。この映画は先週金曜日に公開されたばかりで、昨日まで日に5回は上映だったのに今日から日に2回の上映となってしまっていました。あまり人気がないのでしょうかね。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。