2023年9月9日(土)鑑賞 DVD
2012年4月28日(土)公開 / 上映時間:110分 / 製作:2012年(日本) / 配給:東映
【監督】 和泉聖治
【キャスト】
 高橋晃一:水谷豊 / 高橋史子:安田成美 / 高橋智也:濱田龍臣 / 高橋梓美:橋本愛 /
 高橋澄代:草笛光子 / 飯島直子 / 草村礼子 / 佐々木すみ江 / 沢木ルカ / 菅原大吉 /
 長嶋一茂 / 高島礼子 / ベンガル / スザンヌ / 梅沢富美男 / 石橋蓮司 / 段田安則 /
 宇津井健
相棒以外の水谷豊の映画はあまり好んで観ないのですが、これはちょっと興味がわいたので観てみました。最近選ぶ映画は、特に意識しているわけではないのですが、家族の絆っぽいものが多くて、今の私には些細なことでも心に響いてしまいます。この映画も、最初はギクシャクしていた家族が、田舎の広い家に引っ越してきてからは、個々にも家族としても、成長して絆が固くなるというお話です。良い方向に家族が変わっていったのは、結果的に古い家に住み着いていた座敷わらしに対して暖かく見守ったおかげということになるわけですが、私含めてたぶん誰でも田舎の広い家で鏡に子供の姿が映れば、もうそれだけでそこには怖くて住めなくなるというのが普通だと思います。ただ、この映画に出てくる座敷わらしは本当に可愛くて愛くるしくて、だから、そういう怖さはまったく感じなく描かれています。座敷わらしがいてもいなくても、この家族はまわりの人達の優しさに支えられて成長していったと思わせるような人たちなので、福をもたらす座敷わらしのありがたさは実際にあったのかどうかはよくわかりません。晃一の妻や子供たちに対する愛情、年老いた母への愛情を見ていると、また自分の至らなさを感じてしまいました。ほんわかとしたいい映画でした。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。