2023年9月4日(月)鑑賞 DVD |
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2016年6月25日(土)公開 / 上映時間:120分 / 製作:2016年(日本) / 配給:東京テアトル
【監督】 前田司郎
【キャスト】
未来子:小泉今日子 / 果子:二階堂ふみ / 康則:高良健吾 / レイ:黒川芽以
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サチ:梅沢昌代 / タイチ:板尾創路 / カナ:山田望叶 / サトエ:兵藤公美
/ ヒサシ:山田裕貴 /
義足の男:児玉貴志 / 野村アリ:AHMAD ALI / ウェイトレスのエツコ:墨井鯨子
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果子の同級生:相楽樹 / 桜井ユキ / 黒田大輔 / 蓮月庵の前店主(故人):大竹まこと
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近所の店主:きたろう / 蓮月庵の常連客:斉木しげる |
二階堂ふみと小泉今日子という顔ぶれで興味を持って観ましたが、この映画は難しい映画です。最初から最後まで果子は気だるい雰囲気で夢ややる気も感じられず笑顔がありません。会話をしっかりと聞いていても何のことだかわからないことも多くて、その内容も非日常的なことも少なくありません。ワニを探しているとか、死んだはずの未来子が生きていたとか、未来子が爆弾を作っていたとか、ビルから男が飛びおりるのを見るとか、森の中で迷子になって叫ぶカナを無視するとか、果子の前から未来子と康則が二階から飛び降りて去るとか、カナが爆弾でケガをするとか、本当にワニがいたとか、普通ならばおかしな出来事や場面なのに、さらりと流していくシュールな感じが続きます。まじめに観るとツッコミどころ満載ですが、観る方も深く考えずに軽く流して観ていくのがよさそうです。観終わった後は、面白かったとは言えない、つまらなかったと切り捨てることもできない、そんな変な感覚でした。ネットで情報を探ると、「未来子と果子(過去)、カナは、同じ人物の45歳、18歳、10歳の断層で、それを縦に並べたかった」ということらしいです。そういう目で観るとまた違った感想になるのかもしれません。どちらにせよ、深く考えなければいけなかったり、制作者の意図を知っていないとわからない映画は、観終わると不満を感じてしまうのはやむを得ないかなと思ってしまう映画でした。ただ、私は二階堂ふみや小泉今日子の演技が好きなので、そういう意味ではそれなりに楽しめました。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |