2023年8月30日(水)鑑賞 DVD |
 |
2010年5月29日(土)公開 / 上映時間:130分 / 製作:2010年(日本) / 配給:松竹
【監督】 錦織良成
【キャスト】
筒井肇:中井貴一 / 筒井由紀子:高島礼子 / 筒井倖:本仮屋ユイカ / 筒井絹代:奈良岡朋子
/
宮田大吾:三浦貴大 / 大沢悟郎(一畑電車社長):橋爪功 /
石川伸生(市原電車運輸営業部長):佐野史郎 / 森山亜紀子(絹代の介護士):宮崎美子
/
川平吉樹(京陽電気工場長):遠藤憲一 / 西田了(肇の同級生):中本賢 /
福島昇(一畑電車運転手・指導係):甲本雅裕 / 高橋晴男(一畑電車車両課長):渡辺哲
/
薮内正行(一畑電車運転士):緒形幹太 / 田窪利和(一畑電車指令室):石井正則
/
長岡豊造(絹代の同級生):笑福亭松之助 |
「かぞくいろ −RAILWAYS わたしたちの出発−」を観た時に、機会があれば観てみたいと思っていたRAILWAYSシリーズの第一弾となる作品です。たとえ母親が余命いくばくもない病気だと言っても、バリバリの役員手前の会社一徹のエリート会社員があんなに簡単に会社を辞める決心ができるのかという違和感と、会社辞める前と辞めたあとの別人物のようなキャラクターの違和感がずっとありましたが、その違和感を除けばなかなか楽しめる映画でした。母親の終末を一緒に暮らしたいとか、子供の夢を実現させるというその部分は、自分の人生と重ね合わせていろいろと考えることがありました。特に、「自分のことしか考えてこなかった人間はエリートではない」、「子供が嬉しそうにしているのが一番」という肇の言葉は重かったです。自分を顧みれば、自分が仕事で大変な時は、自分のことしか考えていなかったし、家族が楽しそうにしているのは苦痛でした。あらためて自分はダメだったなぁと感じてしまいました。肇が大吾に自分の過去を話するシーン、肇が辞表を出した後のシーン、肇には内緒で母の見舞いにきていた由紀子のことを知ったシーン、など、いろいろと泣けるところもありましたし、鉄道大好き人間には鉄道を見ているだけでも楽しかったですし、観て良かったです。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |