2023年8月28日(月)鑑賞 DVD
2015年6月20日(土)公開 / 上映時間:125分 / 製作:2015年(日本) / 配給:アスミック・エース=松竹
【監督】 朝原雄三
【キャスト】
 小林篤史:佐藤浩市 / 小林良子:樋口可南子 / 小林聡子:北川景子 / 杉元徹:野村周平 /
 上田紗英:杉咲花 / 平間造園の親方:森崎博之 / 刑事:佐戸井けん太 / 鈴原:岡田義徳 /
 上田美智子:吉田羊 / 上田熊二:柄本明
この映画は夫婦愛、親子愛満載で、私の泣きのツボにぴったりとはまるとても感動的な映画でした。良子が亡くなった後は涙腺崩壊でした。特に良子の死後、良子が篤史に宛てた手紙が出てくるたびに、その優しさと篤史の心情を思い、涙あふれてしまいました。夫婦愛、父と娘との確執と愛、身につまされるところもあって、また自分の生き方を振り返って余計に琴線に触れて泣いてしまいました。篤史という夫は頑固で仕事一筋というどこにでもいるような夫ですが、良子と言う奥さんは出来すぎた妻という感じもしますが、それも夫が優しいから成り立つのでしょうね。夫のことを「お父さん」などと呼ばずに「篤っちゃん」と呼びかけるのも、夫婦の関係をよく表していると思いました。私も夫婦だけの時は「〇ちゃん」と呼ばれていたのですが、最近はあまり呼ばれていないかも知れません。娘との関係も、意地を通すばかりではなく、素直に思いを伝えていくことが大事だなとあらためて感じました。佐藤浩市は怒りっぽくてすぐ感情的になったり人を欺くような役が多いので、篤史役は最初はしっくりと来ませんでしたが、だからこそ秘めた優しさや悲しみが感じられたのかなと観終わった頃にはそう感じました。石塀を積むこと、徹と紗英の出来事、すべてがこの映画には必要なことばかりで、見事なつながりとかかわりも含めて、とても良い映画でした。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。