2023年8月20日(日)鑑賞 DVD
2013年6月8日(土)公開 / 上映時間:117分 / 製作:2013年(日本) / 配給:キノフィルムズ
【監督】 市井昌秀
【キャスト】
 天雫健太郎:星野源 / 今井奈穂子:夏帆 / 天雫寿男:平泉成 / 天雫フミ:森山良子 /
 今井晃:大杉漣 / 今井玲子:黒木瞳 / 穂のか / 柳俊太郎 / 竹内都子 / 古舘寛治
今日は「箱入り息子の恋」を観ました。観始めるとこの映画は過去に観たことがあることをだんだんと思い出しました。たぶん、テレビ放映だと思いますが、感想というものはあまり心に残っていませんでした。今回改めて観ての感想となりますが、健太郎と奈穂子が吉野家で離れて座ってお互いのことを思って涙するというところまではいい映画だと思いました。しかし、そのあとはあまりしっくりきませんでした。健太郎が奈穂子の家に行くまではいいとして、そこではきちんと奈穂子の親に自分の気持ちをぶつけるということにしてほしかったです。忍び込んで関係を持つというのは面白みはありますが、それはあまりに非常識という感覚を拭えません。そしてベランダから落ちてまだ大怪我をするというのは健太郎の無様さは出ていますが、健太郎の母フミは二度の重傷をどう思ったのかと心配になります。まぁ最後は夫婦でゲームしているシーンで子離れしたと思わせてはくれているので、最初の時のような思いつめることはなかったのかも知れませんが。それと奈穂子の父親は健太郎を許したのでしょうかね。なんてことを思ってしまう結末だったので、そこが私としては残念というかしっくりこなかったところです。それ以外は、外観、性格、心身の傷等だけで人を判断することの是非なども織り込まれていて、何が普通なのかを考えさせてくれるところは良かったと思います。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。