2023年8月16日(水)鑑賞 DVD
2013年10月26日(土)公開 / 上映時間:127分 / 製作:2013年(日本) / 配給:東宝
【監督】 新城毅彦
【キャスト】
 瀬戸カンナ:長澤まさみ / 赤沢禄:岡田将生 / 桜場(柿之内)愛実:池脇千鶴 /
 春田一恵:高良健吾 / 川口朝美:波瑠 / 真山稔邦:中村蒼 / 小峰清正:古川雄輝 /
 千家百加:平田薫 / バーのマスター:田山涼成 / 柳原:和田聰宏 / 野原チカコ:MEGUMI
今日の午後は、「潔く柔く」を観ました。10年前の映画ですが、この映画はとても良かったです。何度も涙を拭きながら観ていました。長澤まさみと岡田将生は、自分のせいで人を死なせてしまったという後悔を持ったまま先に進むための時が止まったままになっている苦悩がよく伝わってきました。表面は明るく振舞いながら、心では自分は幸せになっていいのかと悩み続けるふたりが、まさにタイトル(「潔く柔く」と書いて「きよくやわく」と読みます)そのものだと感じました。最後はその二人がハッピーエンドで終わるので、観た後はこちらも幸せな気持ちになりました。それにしても、こういう映画を観て感じるのは、好きな人や友人のことを自分のことよりも大切に思える優しさというものを羨ましく感じます。自分はこんなふうに生きてこなかったという、そういう後悔でいっぱいになります。愛実の言葉の遅れている娘のことも、あんなふうに優しく見守り続けられるか自信がありません。人生で何が大事なのか、今更ながらこういう映画を観て思い知らされる私です。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。