2023年8月13日(日)鑑賞 DVD |
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2020年1月17日(金)公開 / 上映時間:120分 / 製作:2019年(日本) / 配給:東宝
/ 配給:松竹
【監督】 岩井俊二
【キャスト】
岸辺野裕理:松たか子 / 遠野鮎美・遠野未咲(高校生時代):広瀬すず /
岸辺野宗二郎:庵野秀明 / 岸辺野颯香・遠野裕理(高校生時代):森七菜 /
波戸場正三:小室等 / 岸辺野昭子:水越けいこ / 遠野純子:木内みどり /
遠野幸吉:鈴木慶一 / 阿藤陽市:豊川悦司 / サカエ:中山美穂 / 岸辺野瑛斗:降谷凪
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郵便局員:矢部太郎 / 乙坂鏡史郎(高校生時代):神木隆之介 / 乙坂鏡史郎:福山雅治 |
数日前から何もやる気が起きないので、今日も映画を観て過ごしています。今日観たのは「ラストレター」。若い頃の遠野姉妹と乙坂の手紙のやり取り、未咲が亡くなった後の裕理と乙坂、鮎美/颯香と乙坂の手紙のやり取りを中心に淡々と過去現在のそれぞれの思いが描かれていきます。ほんわかとした過去と現在の優しい関係と、成就しなかったそれぞれの切ない初恋の思い出が、とても爽やかに伝わってきました。その反面、未咲が自ら命を絶った悲しい過去はあまりにも切なくて、人を幸せにするということはどういうことなのか考えさせられました。現在の裕理と乙坂が波戸場宅で顔を合わした場面や、未咲の霊前で手を合わす乙坂の場面では、相手を思いやる優しさでジーンと来るものがありました。未咲が最後に鮎美に残した手紙がタイトルのラストレターだとすれば、その内容は未咲の最後の心情や鮎美や乙坂に対する気持ちが綴られているのかと思いましたが、中に入っていたのは意外にも・・・というものでした。しかし、それはそれで未咲と乙坂の特別なものであり、その気持ちを娘にも継いで欲しかったのかもしれません。なお、私が若い頃好きだった歌手水越けいこが老婆役で出ていることが驚きであり、それが自分の時間も長く過ぎ去ってしまったのだということを嫌でも感じてしまいました。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |