2023年7月25日(火)鑑賞 イオンシネマ岡崎(スクリーン4 I-10)
2023年7月7日(金)公開 / 上映時間:119分 / 製作:2023年(日本) / 配給:ビターズ・エンド
【監督】 山下敦弘
【キャスト】
 皇一(すめらぎはじめ):岡田将生 / 長宗我部麗華(ちょうそかべれいか):清原果耶 /
 桜子:福室莉音 / 皇舞:片山友希 / ミツル(舞の彼氏):しみけん /
 ラジオDJ・写真屋の店主:笑福亭笑瓶 / エミリ:松本妃代 / 小沢:伊勢志摩 /
 皇一(幼少期):柊木陽太 / 長宗我部麗華(幼少期):加藤柚凪 / エミリの彼氏:朝井大智 /
 花火師:山内圭哉 / 皇清美(一の母):羽野晶紀 / 皇平兵衛(一の父):加藤雅也 /
 釈迦牟尼仏憲(みくるべけん):荒川良々
気になっていた「1秒先の彼」を観てきました。
1秒タイミングが早い男(せっかち)と1秒タイミングが遅い女(おっとり)という設定と、男の消えた1日という謎が面白そうで気になっていたので観てきました。おっとりな人間が時間を損していた分を神様が与える、せっかちな人間が時間を使いすぎていた分を神様が取り上げるという考え方が面白いなと思いました。その調整のための1日という時間の中で、幼い頃の約束を実現する女が健気で愛おしいというか、ほんわかするストーリーでした。岡田将生の演技も面白くて、4人くらいしかいないシアターで一瞬声出して笑ってしまいました。面白かったし楽しめましたが、気になる点もありました。1秒タイミングが早い遅いということが、ただのせっかちとおっとりというだけで特別な能力ではないことが肩透かしでした。また、調整のための1日は人の動きと時が止まっているはずなのに、日が沈み日が昇ることに違和感を感じてしまいました。舞台が京都で、天橋立や伊根の舟屋が懐かしかったですし、「女ひとり」や「なのにあなたは京都へゆくの」が挿入歌で使われていたのも懐かしくて良かったです。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。