2023年7月3日(月)鑑賞 DVD |
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2013年6月29日(土)公開 / 上映時間:129分 / 製作:2013年(日本) / 配給:東宝
【監督】 西谷弘
【キャスト】
湯川学:福山雅治 / 岸谷美砂:吉高由里子 / 草薙俊平:北村一輝 / 川畑成実:杏
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柄崎恭平:山崎光 / 塚原正次:塩見三省 / 仙波英俊:白竜 / 川畑節子:風吹ジュン
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川畑重治:前田吟 |
今日の映画は「真夏の方程式」。ガリレオシリーズはテレビドラマは観ていましたが、映画は先日の「沈黙のパレード」に続き、新しいものから観ていることになります。私は勝手にガリレオシリーズは、もっと複雑な物理学者ならではのトリック解明で楽しませてくれるのかと勝手に思い込んでいました。「沈黙のパレード」もそうでしたが、「真夏の方程式」も物理学でトリック解明というよりも、犯罪心理の解明が主のようです。普通の人よりは頭が回ってトリックや心理を追求できるという点では、天才湯川たるところかもしれませんが、頭の回転の良さによる解明は、都合よくストーリーを進めることもできるので、そこをどう感じるかで面白さは変わるかもしれません。湯川が福山雅治だから成り立つ展開だと思います。「真夏の方程式」のストーリーは、やるせない感じはしますが、過去に殺人をおかした娘と殺人を手助けした少年(完全に被害者)がこれで良いのかは、終わってもなんかすっきりしません。だからといって、正解もわかりません。愛情でつながった家族はわかりますが、それぞれ身勝手な感じもして、ちょっともやもや感の残る映画でした。ひとつ共感したのは、湯川が「反対、反対と言っているだけでは論理的ではない。相手の言い分を聞いてすべて理解した上で解決策を導くのが交渉だ」(正確な言い回しではありません)という主張。最初の喧嘩腰で反対するシーンに嫌悪感を感じたので、これはとても共感しました。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |