2023年6月21日(水)鑑賞 DVD
2022年9月16日(金)公開 / 上映時間:130分 / 製作:2022年(日本) / 配給:東宝
【監督】 西谷弘
【キャスト】
 湯川学:福山雅治 / 内海薫:柴咲コウ / 草薙俊平:北村一輝 / 並木祐太郎:飯尾和樹 /
 並木真智子:戸田菜穂 / 戸島修作:田口浩正 / 増村栄治:酒向芳 / 高垣智也:岡山天音 /
 蓮沼寛一:村上淳 / 宮沢麻耶:吉田羊 / 新倉留美:檀れい / 新倉直紀:椎名桔平 /
 並木佐織:川床明日香 / 並木夏美:出口夏希
最近、ラブストーリーばかり見ていたような気がしていたので、2時間サスペンスが好きな私向けの「沈黙のパレード」を観ました。沈黙をタイトルにしている割には蓮沼の沈黙以外は沈黙というほどでもない、湯川の専門知識発揮が窒素を使うというだけでそれほどの内容でもない、真相にたどり着く理屈がわかりにくく湯川だからわかったという説得力が乏しい、パレードを利用した計画も緻密さに欠ける、などなど、ちょっと期待外れ。蓮沼が沈黙して無罪になったから警察を信用せず協力もしないということを沈黙という言葉で強調し、蓮沼を有罪にできなかった刑事の苦悩を絡めて、事件自体は裏の裏があって意外性を出す、ということが私にはわざとらしく感じてしまって面白いと感じませんでした。やっぱりガリレオは「天才VS天才」の形のほうが面白いと思います。ただ、愛する人を殺された苦しみ、苦悩は胸が痛いほど伝わってきたので、そう感じてしまった映画の作りが残念でした。ラストに流れるKOH+(柴咲コウ、福山雅治)の「ヒトツボシ」は良かったです。亡くなった側から残された愛する人に捧ぐ切ない歌です。生きている人は哀しみを乗り越えて幸せにならないといけないと思わされます。柴咲コウの声の質の良さも再認識しました。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。