2023年6月20日(火)鑑賞 DVD
2020年3月20日(金)公開 / 上映時間:109分 / 製作:2020年(日本) / 配給:東宝
【監督】 遊川和彦
【キャスト】
 結城弥生:波瑠 / 山田太郎/サンタ:成田凌 / 渡辺サクラ:杉咲花 / あゆむ:岡田健史 /
 白井卓磨:小澤征悦 / 岡本玲 / 夙川アトム / 矢島健一 / 奥貫薫 / 橋爪淳 /
 山田真理亜:黒木瞳
今日は、「弥生、三月」を観ました。30年を3月だけの日で紡いでいくという構成です。ストーリーは、弥生とサンタはお互い好きなのに何故そんな展開になるのかというもどかしさは感じるものの、人生の運命に翻弄されている要素もあり、そのもどかしさに違和感や嫌悪感を感じることはなく観ることができました。悩みながら相手をずっと思いながら生きていく切なさも感じました。さくらの録音を聴く頃からジーンとしてきて、その後は涙腺緩みっぱなしでした。ラストシーン(31日)も含めて、時折時間軸を戻す構成も感動をより強調し、私は嫌いではありません。さくらの録音のなかの「私みたいな(若くして死んでしまう)人間からしたら、年をとるってことはとても羨ましいことなんだから」という言葉にも心打たれました。年を取って老いていうことはつらいことではなくて感謝していかなくてはいけないのかなと考えさせられました。この映画はストーリーとともに、波瑠(私が大好きな女優さん)と成田凌の個性、好演によるところも大きいと思います。私にとってはとてもいい映画でした。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。