2023年6月19日(月)鑑賞 DVD
2005年6月4日(土)公開 / 上映時間:118分 / 製作:2005年(日本) / 配給:東映=「四日間の奇蹟」製作委員会
【監督】 佐々部清
【キャスト】
 如月敬輔:吉岡秀隆 / 岩村真理子:石田ゆり子 / 楠本千織:尾高杏奈 / 倉野順次:西田敏行 /
 倉野和枝:松坂慶子 / 長谷川未来:中越典子 / 萩原誠:鳥羽潤 / 藤本正造:平田満 /
 長谷川隆:石橋蓮司 / 後藤則幸:西村和彦 / 後藤小夜子:小林綾子 / 岩村秀雄:小倉一郎
今夜は、「四日間の奇蹟」を観ました。奇蹟による感動の物語として作られているはずなのに、まったく感動も涙も最後まで無いまま終わりました。奇蹟の感動ストーリーのはずなのですが、その奇蹟によって何をしたかったのか、誰のためになったのか、そこがとても弱いと感じました。真理子が自分の若い頃の恋心を伝えて、敬輔との時間を過ごす、ただそれだけのように感じました。敬輔からすれば知らなかった後輩である真理子をすぐに恋人のように思えるほどの感情が持てるわけないので、ふたりの関係に感情移入もできませんでした。最初の少女(千織)を助けるシーンも、大勢いるはずなのになぜピアニストである敬輔が助けなければいけなかったのかが説明不足(無理やり感あり)で、観ている側からするとその境遇自体に納得感が薄く感じました。また、千織の体の真理子が場面場面で規則性無く石田ゆり子だったり尾高杏奈だったり、それが見づらく作り手の自己満足のように思えました。石田ゆり子も吉岡秀隆も好きな俳優さんですが、個人的にはちょっと退屈な映画でした。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。