2023年6月8日(木)鑑賞 DVD
2011年10月8日(土)公開 / 上映時間:129分 / 製作:2011年(日本) / 配給:角川映画
【監督】 若松節朗
【キャスト】
 渡部和也:岸谷五朗 / 仲西秋葉:深田恭子 / 渡部有美子:木村多江 / 新谷:石黒賢 /
 黄川田将也 / 部長:田中健 / 浜崎妙子:萬田久子 / 仲西達彦:中村雅俊
今日は日が変わろうとする時間から「夜明けの街で」を観ました。深田恭子が好きなのと東野圭吾の作品ということで観ましたが、これは私的にはハズレでした。小説では秋葉が15年前の殺人犯と疑われているということで推理小説というジャンルとして違和感ないと思うのですが(私は読んでいないですが)、映画は15年前の事件については秋葉が思わせぶりに話すだけで推理ドラマ的なところは無く、完全におバカな不倫映画でした。浮気は否定しませんがのめり込んで利用された渡部は一番アホだし(相手が深田恭子じゃそうなるかとも思いますが)、秋葉も父と叔母への報復(これが報復になったのかよくわかりません)と渡部への愛とどちらに軸足置いているのか分からないし、目的果たした後に最終的に泣きながら身を引くのであればそれまでの行動が結果的に身勝手。一番現実感あるのが渡部の妻である有美子で、腸が煮えくり返る怒りを抑えながら渡部に普通の態度で接することで渡部を支配する顛末は恐ろしくもありますが、それが妻の立場の強さであり打算だと感じました。ラブストーリーと言うにはあまりにも稚拙で、美しく可愛らしい深田恭子を見るためだけの作品でした。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。