2014年6月16日(月)鑑賞 トヨタ自動車(株)
2014年4月19日(土)公開 / 上映時間:87分 / 製作:2013年(米) / 配給:トラヴィス
【監督】 ロバート・ストーン
勤務先で「パンドラの約束」を観ました。原発反対、原発ゼロと、正義感だけで主張する人たちには、たぶん何も届かないかもしれない。実はそれが一番怖いと思います。自分の考えや主張は自由であるべきですが、感情的なものは排除した冷静な分析力と判断力は必要です。映画としては淡々と進む面白くない映画ですが、原発の必要性や重要性を地球規模の環境問題から論じている点は十分説得力があるし、しっかりと耳を傾けるべきことであることは確かです。もっともっと、いろんな視点から勉強をする必要があると感じました。
映画を観る前の個人的な原発に対する考え方としては、
 @クリーンで効率的で安価で安定的なエネルギー確保は、原発しかない。
 A人間は、原発を十分安全にコントロールできているとは言えない。
 B少量の放射線が人間に致命的な影響を与える境目が明確になっていない。
 C一般論として、問題があるからといってそれを放棄するのでは短絡的。
 D原発反対じゃなければ人間じゃない、原発反対のためなら何をしてもよいというような風潮に疑問。
というような程度でしたが、鑑賞後は、原発の重要性をもっと地球的な規模から思い知らされました。みんなが原発を恐れる一番のポイントはAとBなので、これがもっと明確になり、誰もが冷静に判断できるようになればと願います。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。